ごぶさたしてます、ストーリーライダーズ武田です。
SRXも発売からもう3ヶ月。
さすがに皆さん、完全クリアしてる方がほとんどだと思いますが…
つい先日、自宅に学生時代の先輩が遊びに来まして、
その時、その先輩にSRXをやらせてみたんですね。
そしたら、意外な展開になったので、
今日はその時の話をちょこっとしたいと思います。
まずその先輩の概要ですが、
その人はボクより1つ上の先輩で(もちろん男)、
非常にボキャブラリーがヘンテコな人で、
七味唐辛子のことを「セブン・デイズ・ウォー」と呼んだり、
オダギ○ジョーにちなんで、
自分のハンドルネームをオダワラジョー(小田原城)にしてたりする
ちょっとおかしな30代です。
あ、ちなみにルックスはと言えば、オダギリ○ョーなどもってのほかで、
『北斗○拳』の山のフ○ウ、アゴな○ゲンさんです。
もともと、ボクが関わったゲームということでSRXに興味を持ってくれて、
さらに無類の漫画好きの彼は、自前のi-podに『ジャッ○ー電撃隊』や
『宇宙刑事○ャバン』などの主題歌を入れるほどの特撮オタク。
なので、SRXが特撮モノだと説明したら
「やりてー、やりてー!」と興奮気味にわめいて、
勝手にプレステをセット、プレイをスタートしたのでした。
もちろん、エピソードを飛ばさず、プロローグからのプレイング。
冒頭のプロローグ、石寺と甘粕の重々しい空気で始まると、
先輩は「いいね、セカイ系だね!」とツボに入ったらしく、
興奮気味にプレイしてました。
さらにサブスタンスなどが出ると、
「なんだ、このスタンドは!」
と『ジョ○ョの奇妙な冒険』のスタンドにたとえて大興奮!!
(完全にジ○ンプ世代の彼は、主人公の相棒=スタンドという固定観念に
囚われているようでした)
そんな感じで順調にプレイを進めていました。
ですが、トラック1に突入し、SRXのメンバーたちが続々と
登場するに至ると、なぜか先輩の顔色が曇り始めました。
そして、I’sメンバーたちが全員紹介され、
さらにリュウキュウのLAG施設でバンド活動をしていること
を知ると、先輩は「やめた」と言って、ついにコントローラーを
置いてしまったのです。
あまりに突然のことに僕は面くらい、
「どしたんすか?」
と聞いてみました。
すると、先輩は、
「気にいらねー」
と、一言。なんだかご機嫌斜めの様子。
意味がわからず、
「何がっすか?」
ともう一度聞いたら、
「んだよ、バンドって!こいつら、リア充じゃねーか!
しかも、全員イケてるメンズ!」
先輩はそう叫ぶと、コントローラーをほっぽり出し、
それまで読みかけていたマンガ『ナ○ワ金融道』を
再び読み始めてしまいました。
僕はそんな先輩にしばらくポカンでした。
しかし、次第に先輩が怒った理由が見えてきました。
そうなんです、実は僕は大事なことを忘れていたのです。
実はこの先輩、かつては“バンドマン”だったのです。
そして、そのバンドの夢に打ち破れ、
今では某新聞社で記者をしているのです。
先輩は学生時代からバンドを組んでおり、
担当はユゥジと同じ、ベースでした。
かなり本気志向のプロバンドを結成していたのです。
しかし、先ほども説明しましたが、
山の○ドウ、アゴなし○ンさん。
そのため指が太っていて弦をしっかり押さえられず、
フィジカルの都合上、ベース担当から降ろされたのです。
それでもバンドをあきらめきれず、
楽器が弾けなくてもなれるポジションはないかと探しあぐね、
ついにはボーカリストにまでなりました。
しかし、歌えるのはデスボイスのシャウト系メタル。
そこでメタル系バンドを組んだのですが、
作曲の才能が皆無だったのか、
オリジナルバンドは即座に破綻。
その後、コピーバンドに転向し、
なぜか筋肉○女隊の完全コピーバンドを立ち上げたのです。
そんななか、ある時、友人の結婚式に呼ばれ、
お祝いでバンド演奏をやることになり、
そこでお得意の18番、筋少の『高○ブー伝説』を熱唱したところ、
来賓者からすさまじい顰蹙を買い、
反省した彼はついにバンドから足を洗い、
今ではすっかり堅気になった、という経歴の持ち主だったのです。
つまり、先輩にとって、
「バンド」というキーワードは過去のトラウマであり、
地雷原、絶対に踏んではいけないサンクチュアリだったのです…
しかし、僕はそこに気付かず、不覚にもSRXを勧めてしまった…。
しかも、ゲームに登場するのは全員「イケてるメンズ」、
通称「イケメン」。
本人は山○フドウ、もとい!アゴ○しゲン!
I’sメンバーは先輩にとって、
まさにリア充の権化に写ったのでしょう…。
もちろん、皆さんもご存じの通り、
I’sメンバーはリア充なんかじゃありません。
地球を守るため日々戦い続け、責任重大、命を賭けて生きている。
そのことも先輩には説明しました。
ですが、バンドで火が付いた先輩にはもう聞く耳はありませんでした。
そして、
先輩がSRXのゲームプレイに戻ってくることはなかったのです…。
こんな話を聞いたら、ただの当てつけじゃん!
とお思いになるかと思います。
そうです、当てつけです。
当てつけ以外の何物でもありません!
それでゲームを放棄するとは、人としてどうなのかと!
器が小さすぎやしないかと!(言い過ぎ?)
そうです、器、小さいんです、彼。
が、しかし、やはり人それぞれ怒るツボというか、
触れちゃいけない地雷というのはあるわけで…
先輩にとっての「バンド」というキーワードは、
やはり踏んではいけない聖域だったのかもしれません。
それを土足で踏みにじった僕におそらく全責任があるわけで…。
(本当か?どう考えてもあの人が小さい気が…いや、言うまい…)
というわけで、今回はSRXで先輩を怒らした話でした!
(なんだ、このまとめ…)
でも、実はちょっとうれしいこともありました。
その後、先輩がツイッターでつぶやいていたのですが、
タイムラインに一言、
「アキラ、かわいい」
やっぱり先輩もアキラにはなびいたようです。
それだけでも今回は収穫があったのかもしれませんね。
というわけで、今後もめげずに僕はSRX布教活動を続けて行きます。
そして、いつか、この先輩にSRXをクリアさせてみせます!
と、変なやる気を見せたところで、今回はこの辺で。
でわでわ。
PS 前回のコメントについては、
コメント欄に返信させていただきました!