‘SSS’ カテゴリーのアーカイブ

2010年7月30日

夏コミドラマCD 制作編その2

category:SSS

ヨウスケ 「……水着か」

ユゥジ  「なんだかショウナンの撮影を思い出すな」

ヒジリ  「オレがいない頃の思い出話すんなよ。オレ寂しくなんじゃん」

ヒロ    「ヒジリくんが思い出迷子なんだね」

アキラ  「はいはい、ほらみんな着替えてきて」

カズキ  「ミーはすでに準備オーケーさ!」

ユゥジ  「いつの間に水着!?」

ヒロ    「てかカズキは出ないでしょ」

カズキ  「そんなことはイナフに承知さ!でもみんなだけを
        水着にさせる訳にはいかナッシング!」

ヒジリ  「なんでちょっとカッコよく言うんだよ!」

ヨウスケ 「相変わらずどういう構造かわからない水着だな」

ヒジリ   「その水着なんでシースルーとベルトの部分を交互につけようと
        思ったんだろうな?なんか微妙な焼け方しそうじゃね?」

ヒロ    「てかはっきり言って変態だよね」

カズキ  「そんな、みんなして褒めないでおくれよ」

ユゥジ  「どうして褒めたと思った!?」

 

ヒロ    「今回のドラマCDの選定基準って水着だったりして。
        だってボクたちの水着普通だもんね」

タクト    「ちょっと待てぇ!!僕の水着まで変態みたいに言うな!
        水の抵抗が少ないとても機能的な一枚だぞ!」

ヒジリ   「水の抵抗って……ゴーグルといい本気すぎんだよ」

アキラ  「ほら!ヨウスケくん、ユゥジくん、ヒロくん、ヒジリくんは
       水着に着替えて来てちょうだい。カズキくんは、もう着替え
       ちゃったものはしょうがないけど…どうして水着持ってたの?」

カズキ  「ミーは常に水着は持ち歩いているのさ!もちろんティーチャーの
       ための水着だっていつも持ち歩いてるのさ」

アキラ  「そ、そういえばショウナンの時もそんなこと言ってたわね
       今回もどうして持っているかはあえて聞かないわ」

ヒジリ  「おっ、アキラの水着あんの?だったらオマエも着ればいいじゃん」

ユゥジ  「おお、いいねぇ。俺たちだけ水着ってのもなぁ」

アキラ  「なっ、着ないわよ!なんで写真撮る側が水着に
       ならないといけないのよ!」

ヒロ    「アキラさん水着に着替えたらその後一緒に海で遊べるよ!」

カズキ  「ティーチャー、レッツスイムだよ!」

アキラ  「なっ!」

ヨウスケ 「俺たちは水着に着替える。アキラも着替えたら……痛み分けだ」

タクト    「それは一理あるな」

アキラ  「な、な、な……」

IS      「み・ず・ぎ!み・ず・ぎ!」

アキラ  「なんでこんな時だけ一致団結するのよ!」

 

今までにないチームワークを発揮するIS。

アキラは水着に着替えるのか?それよりジャケット撮影はどうなるのか?

2010年7月29日

夏コミドラマCD 制作編その1

category:SSS

夏コミドラマCDの出演枠をめぐる激しい戦いは終わった。
最後はそれまでの戦いを忘れIS、サブスタンス、甘粕
オペレーターズそして石寺までもが一緒となり写真を撮った。
それはアキラの大切な宝物となったのだった。

 

アキラ  「ふふ、宝物がひとつ増えちゃった」

ユゥジ  「それはよかったな」

アキラ  「わたし、あまりこういうのってなかったから」

タクト   「そうか。貴方は飛び級が多かったから周りに同年代がいなかったんだな」

アキラ  「うん。物心ついた時には両親はもう海外に行っちゃってたし」

ヒロ    「アキラさんかわいそう……」

 

ヨウスケ 「……アキラ、再来月で俺は18に…」

ヒロ    「もうヨウスケ、結婚はいいからっ!」

ヒジリ  「オレと幸せ家庭…っ!」

カズキ  「ミーの生涯オーディエンス…っ!」

ユゥジ  「ハコダテ帰るぞ…っ!」

ヒロ    「もぉお!みんなしつこいよ!」

タクト    「……」

ヒロ    「あれ?タクトは何も言わないの?」

タクト   「なっ!」

ユゥジ  「そういや前回も特に言ってなかったな」

ヒジリ  「別にいいんじゃね?アキラに興味ないんだろ」

タクト   「そ、そんなことは!」

ヨウスケ 「じゃあ、あるのか?」

タクト    「べ、べべべべ別に変な意味ではなく……ア、アキラは……
       彼女は…僕たちの指揮をずっと執っていればいいだろうっ」

カズキ  「それはベリーにナイスだね!」

ヒロ    「そうだね。アキラさんはこれからもずっとボクたちの
        教官でいてくれればいいよね!写真もいっぱい撮ろうね!」

アキラ    「うん」

ユゥジ  「ところでアキラ、ちょうどよくカメラなんて持ってたな」

ヒジリ  「あれか?いつでもオレとツーショット撮れるようにか?
       思い出迷子にならないようにか?」

タクト   「そんなわけないだろう!」

アキラ  「あ、そうそうさっき6人目の出演者情報と一緒に
       写真をとるように書かれてたから持ってきたのよ」

ヨウスケ 「なんの写真だ?」

アキラ  「もちろんドラマCDのジャケットよ」

タクト   「くっ……」

カズキ  「Oh……」

 

アキラ  「はい!じゃあ早速ジャケットの写真撮るから
       ヨウスケくん、ユゥジくん、ヒロくん、ヒジリくんは脱いで下さい!」

ヨウスケ 「……」

ユゥジ  「……」

ヒロ    「……」

ヒジリ  「……え?」

 

アキラ  「あ、ごめん……水着です…」

 

ドラマCD出演者が決まりつかの間の平和を楽しむISの面々。

しかし、明日から水着撮影が彼らを待っていたのだった……

という訳で終わるようで終わらないこのSSS。

いい加減しつこいと怒られそうですがもう少し続けてもいいのでしょうか……

2010年7月28日

夏コミドラマCD その20

category:SSS

タクト    「だからなぜ貴様らも一緒なんだ!」

甘粕   「何度も言っているだろうが!僕は補佐官だ
       教官の仕事の手伝いをするのは当然だ!」

近江   「そうですよ!2人でやるより早いですよ!」

但馬   「それとも、もしかして教官と2人っきりの方がよかったですか?」

タクト    「なっ!そ、そういう訳では必ずしもないが……いや、でも…」

但馬   「そういう訳ではないんですね!ならいいじゃないですか!」

タクト    「……っ!」

駿河   「じゃあ、みんなで」

タクト    「なんだとぉ……」

 

ヒロ     「わぁ、タクトが抑え込まれたよ」

ユゥジ  「やるなオペレーターズ」

ヒジリ   「でも実際アイツら敵にまわしたら、オマエら
        レッドコールとか繋いでもらえなかったりしてな」

ヨウスケ 「笑えないな……」

ヒジリ   「オマエらがスゲーレッド出してんのに
         『ライダーオールグリーンです(ニコッ)』とか言いそうじゃね?」

ヒロ     「あ、ボク今それ誰が言ったかわかった」

ユゥジ  「ここで引き下がらなかったらタクトは確実にやられるな」

 

アキラ  「みんなー!ケンカはやめなさーーい!!」

タクト    「アキラ!」

甘粕   「教官!?」

アキラ  「みんな、ケンカは……ってあれ?ケンカしてないの?」

但馬   「いやだな、僕たちケンカなんてしてませんよ教官」

駿河   「解決しました」

近江   「教官のお仕事は俺たちみんなでお手伝いします!」

タクト    「なっ……!」

アキラ  「そうなの?悪いわねみんな」

甘粕   「いえ、教官の補佐をするのが仕事ですから」

タクト    「……ぐっ!」

 

レス   「なんだーもうケンカ終わったのかー」

デュセ  「よかったわーあの人数でケンカなんてシャレにならないもの」

カズキ  「ミーたちISにサブスタンス、ソーイチロー&オペレーターズ
      そしてストーンテンプル長官もいるしね!」

アキラ  「えっ!?石寺長官いたの?」

石寺   「…………」

アキラ  「そ、それはともかく、そうねこんなにみんなが揃うことなんて
      滅多にないわよね。そうだ!折角だからみんなで写真撮ろう!」

デュセ  「あらいいじゃない!写真は若い内に撮っておかないとね!」

ユゥジ  「なんだなんだ?写真撮るのか?」

ヒロ    「じゃあボクとアキラさんは小さいから一緒に前にいこ!」

ユゥジ  「ちゃっかりしてんなぁヒロ。じゃあ俺はお前らの後ろだな。
        よいしょっと」

ヒロ    「わぁ、ユゥジ寄っかからないでよ!」

ヒジリ  「おいおいユゥジ、なにさり気にアキラの肩に手乗せてんだよ!
       あっ、フェル、ディバイザー、エピフォン、オマエらデカイから後ろな」

フェル  「おう!で、なにすんだ?」

ディバイザー「写真機を使うのだな」

エピフォン「…………狭い…」

カズキ  「ミーはリッケンをおんぶしたままでオーケーかい?」

リッケン 「タクトータクトー!!」

タクト    「ぐわぁ!リッケン!なぜ僕の背中に乗るんだ!?」

カズキ  「リッケンはタクトとおんぶにラブなのさー」

ヨウスケ 「お前たちも来い」

近江   「はい!」

但馬   「はい!」

駿河   「はい!」

甘粕   「くっ!随分と僕の時と反応が違うじゃないか」

但馬   「やだなぁ、甘粕さん。気のせいですよ。
        あっ、教官隣いいですか?」

近江   「なっ!」

駿河   「近江もっと寄らないと入らない」

レス          「おっ、石寺もいるぞー」

石寺   「…………」

 

アキラ  「じゃあオートで撮るからね!はい、3…2…1…」

 

パシャ!!

 

 

夏コミドラマCDの出演枠をめぐり激しい争いを繰り広げた
LAGの面々だったが、最後は仲良くみんなで写真を撮って終わった。
こうしてアキラは家族の写真と同じくらい大切な写真を手に入れたのだった。

2010年7月27日

夏コミドラマCD その19

category:SSS

デュセ  「あっ!リッくんだわ!」

フェル  「なんだなんだ!カズキにおんぶしてもらってんぜ!」

レス   「ずるいぞー。カズキーおれもおんぶしろよー」

カズキ  「レスポールもミーにおぶられちゃうかい?」

アキラ  「無茶よカズキくん!レスもワガママ言わないの!」

レス   「なんだよアキラのけちー。じゃあアキラがおんぶしろー」

アキラ  「きゃあ!」

デュセ  「ちょっと!レスちん!?」

ディバイザー「やめるのだレス。貴様をおぶるにはアキラは小さい」

フェル  「かわいこちゃんが潰れちまうだろバカ!」

リッケン 「ひゃひぇひょー!」

レス   「なんだよみんなしてー ちょっとふざけただけだろー」

 

アキラ  「イタタ。びっくりしたー」

エピフォン「……大丈夫ですか?」

アキラ  「大丈夫よ。ありがとう」

カズキ  「レスポール、ティーチャーはガールな女の子だから
      大事にしないとダメなのさ」

デュセ  「そうよぉ、女の子はか弱いんだからね」

レス   「なんだよーおれ悪くないぞー だってみんなばっかりズルイじゃんかー
      ドラマCD出たり、リッケンだってアキラと一緒で
      おれだってアキラと遊びたいよ」

アキラ  「レス…… 今回のドラマCDみんなで出られなくてゴメンね。
      その代わりと言ったらなんだけど今度サブスタンスの
      みんなで一緒に遊びましょう」

デュセ  「あら楽しそう!」

ディバイザー「うむ。釣りでもするか」

リッケン 「ひゃひー!」

フェル  「おう!何して遊ぶんだ!?」

エピフォン「……歌を…」

レス   「あ、フェルとエピフォンはダメだぞー だってドラマCD出るんだから」

フェル  「なんだとー!」

エピフォン「…………!」

アキラ  「もう、仲間はずれはダメでしょ」

デュセ  「まぁ、でもそれはあるわね」

アキラ  「ええ!?デュセンまで?」

デュセ  「というのは半分冗談よ」

アキラ  「半分なの?もう、リッケンが心配でみんなして   
      ここまで来てくれたんでしょ?みんなで仲良くしましょう」

デュセ  「もちろんよーリッくん心配だったわー」

アキラ  「何?そのとってつけた感は?」

ディバイザー「あの者どもが五月蝿くて此方へ来たのだ」

アキラ  「え?あの者ども?」

フェル  「タクトとかソーイチローとかがぎゃーぎゃーやってんだ」

レス   「ケンカだケンカだー!」

アキラ  「え……?」

 

 
みんなのところへ戻る途中で遭遇したサブスタンスたち。
向うの現状を聞いて戻りたくなくなるアキラだった……

2010年7月26日

夏コミドラマCD その18

category:SSS

ドラマCD落選という屈辱を乗り越えISのリーダーとしての
プライドを取り戻したタクト。しかも流れでアキラと2人で仕事をすることとなった。

 

タクト   「ア、アキラ。それでは早速先ほど貴方が言っていた対策と
      訓練プランの制作にとりかかろう」

甘粕  「そうだな。早い方がいい」

タクト   「なっ!ソーイチロウ、貴様何のつもりだ!?」

甘粕  「何のつもりも何も実践を元にした対策と訓練プランの制作なら
      教官の補佐である僕が手伝わない理由がない」

但馬  「僕たちもお手伝いしますよー」

近江  「そうです!こういうのは人数が多い方がいいです!
       ふ、ふたりでというのは…よくないです!」

駿河  「ないです」

タクト   「な、なんだと!アキラ!貴方からも言ってやってくれ!」

ヒロ   「アキラさんならリッケンの様子見に行ったよ」

タクト   「なに!」
  

 

アキラ 「リッケンの怪我大丈夫かしら?」

リッケン「ひゃひー!ひひゃひひょひゃひゃー!!」

カズキ 「ノー!リッケン!頼むから言うことを聞いておくれよ!」

アキラ 「カズキくんどうしたの!?」

カズキ 「ティーチャー!リッケンの足の怪我を消毒したいんだけど
       リッケンがミーの背中から降りてくれナッシングなんだよ」

リッケン「ひゃひぃ……」

アキラ 「リッケンすっかり怯えちゃって離れたくないのね……カズキくんそのまま
      リッケンをおんぶしてあげてて。私がリッケンの足を消毒するわ」

カズキ 「それはグッドなアイディアだね。サンキューだよティーチャー」

アキラ 「リッケン、ちょっとしみるけど我慢しててね」

リッケン「ひょひゃひー」

カズキ 「グッボーイリッケン。ティーチャーの言うこと聞くんだよ」

リッケン「~~~~~」

アキラ 「はい!リッケン終わったよ!しばらくはこっちの足を使わないようにね
      カズキくんもう少しリッケンをおんぶしてあげててくれる?」

カズキ 「当然だよティーチャー。それにしても砂場にガラスだなんて心ーGUYだよ!」

アキラ 「そうね。またリッケンたちが遊べるように掃除をしておくわ」

カズキ 「ミーも手伝うよ。ちょうどミーはドラマCDにもでないし
      タイムはメニーにたくさんあるのさ!」

リッケン「ひょひゅひょー!」

アキラ 「リッケンも手伝ってくれるの?じゃあ今度3人でやりましょうね」

リッケン「ひゃっひゃー!」

 

結局ずっとスズキの背中から降りなかったリッケン。
怪我の消毒も終わり3人はひとまずみんなのところに戻るのであった。

2010年7月25日

夏コミドラマCD その17

category:SSS

アキラのウルコンが決まりHPが0になってしまったタクト。
アキラはそんなタクトを必死に蘇らせようとする。

 
アキラ  「どうしよう……タクトくんが復活しないわ」

ヨウスケ 「落ち着けアキラ。タクトは死んではいない。
        ただ、度重なる精神的ショックで心がどこかへ
        逝ってしまったんだ」

アキラ  「そんな!タクトくんの心を呼び戻さないと!」

ユゥジ  「みんなで呼びかけるか」

アキラ  「タクトくん目を覚まして!タクトくん!!」

タクト   「……………」

ヒロ     「ちょ、アキラさんそんなにタクトの手握らなくても……」

ヒジリ   「ちっ、タクトのヤロー」

アキラ  「どうしよう……目を覚まさないわ」

ユゥジ  「なんかタクトが喜びそうなことでも言ってみるか」

ヒジリ   「じゃあこれどーよ?起きたらネコカフェ行って
       ネコ触りたい放題!だからタクト起きろって」

タクト   ピクッ!

アキラ  「あっ!反応があったわ!」

ユゥジ  「嬉しい反応なのかアレルギーの反応なのかわからないな」

ヒロ    「タクト起きて!起きてくれたらボクちゃんとドラムの練習するから!」

タクト   ピクッ!ピクッ!

アキラ  「また反応が! 『僕が起きる起きないに関わらず練習をするのは
        当然のことだ!』という返しが手から伝わってくるわ」

ヒロ    「えー」

ユゥジ  「言ってそうだな」

ヨウスケ 「タクト起きろ。 起きたら今度からオマエのメシには
        シイタケは入れない。……表だっては」

タクト  ピクッ!ピクッ!ピクッ!!

アキラ  「『ヨウスケ、それでは結局シイタケは入っているではないか!』
       というツッコミが手から伝わってくるわ!」

ヨウスケ 「ちっ」

ヒジリ   「んだよ。反応はあるのにちっとも目覚まさないな」

アキラ  「タクトくん起きて!私まだまだ未熟だけど、みんなの教官としてもっと頑張るから!」

タクト   「…………」

アキラ  「この間の戦闘のデータを解析して対策も立てていかないといけないし
       新しいフォーメーション実用化のための訓練プランも立てないと……
       タクトくん!お願いISのリーダーとして力を貸して!!」

タクト   カッ!!!!

ヒロ    「わぁ!開眼した!」

ユゥジ  「起きたか!?」

アキラ  「タクトくん!!」

タクト    「……アキラ…致し方ないな…そこまで言うのなら貴方に協力しよう…
       なぜなら僕はISのリーダーだからな!」

ヒジリ   「どんだけ上からだよ!」

ヨウスケ 「タクトらしいな」

タクト    「考えてもみればISのリーダーである僕がドラマCDなどというものに
        かまけている時間はなかったな。そうとなればアキラ、さっき貴方が言った
        対策と訓練プラン制作に早速取りかからねばな」

アキラ  「ありがとうタクトくん!私とタクトくんの2人でやれば
       より精度の高いものが出来ると思うわ」

ヒジリ   「ちょっ!それ2人でやんのかよ!?」

ヨウスケ 「なに!?」

ユゥジ  「なんだと!?」

ヒロ    「タクトずるい!」

タクト    「そ、それは確かに、か、彼女の言うことは一理ある。
       そ、それで精度が上がるということであれば
       ぼ、僕とアキラが2人でやるのは、い、致し方あるまい」

アキラ  「みんなはドラマCDの収録があるしね」

ヒジリ  「!!」

ヨウスケ 「!!」

ユゥジ  「!!」

ヒロ    「!!」

 

まさかのタクト大勝利なのか……?

みんなの呼びかけにより蘇ったタクト。

ISのリーダーとしてのプライドも保持でき珍しくいい思いをするのであった。

2010年7月24日

夏コミドラマCD その16

category:SSS

甘粕   「ドラマCD出演はヨウスケ、ユゥジ、ヒロ、ヒジリ
      そしてフェルナンデスとエピフォンで決まりか」

石寺   「ようやく決着がついたようだな」

甘粕   「長官いらしたんですか!?」

石寺   「君は何を言っているんだ?私なら最初からいたではないか」

甘粕   「は?」

但馬   「そうですよ甘粕さん。長官は最初からいらしたじゃないですか
      もしかして甘粕さん長官に気づいていなかったんですか?」

石寺   「そうなのか?甘粕」

甘粕   「え?い、いえ、そんなことはありません!」

但馬   「えーそうですか?なんかでも甘粕さん今はじめて気づいた
      みたいな顔してましたよね」

石寺   「……甘粕」

甘粕   「え?い、いいえ!決してそのようなことは!
      (小声)た、但馬!お前どういうつもりだ!」

但馬   「(小声)えー別になんのつもりもないですよー」

甘粕   「なにぃ?」

 

 
近江   「教官お疲れ様でした!」

甘粕   「!?」

アキラ  「あ、お疲れ様近江くん。ちょっと今タクトくんが大変なことに……」

近江   「ドラマCDの出演者発表大変でしたね。 (←聞いてない)
      俺たちもなんか熱くなってしまってすみませんでした。
      でも……またこういう機会があれば、次こそ出たいと
      思ってますので、俺がんばります!」

甘粕   「なんだと!?」

アキラ  「あ、うん。がんばってね!……で、タクトくんが大変なことに」

近江   「はい!!」(←聞いてない)

 

 
レス   「おい駿河ー」

甘粕   「!?」

レス   「おまえがさっきやったギャグ面白かったぞーまた見せろよー」

駿河   「あとで……」

デュセ  「あらもったいつけて。でも本当に面白かったわねー」

フェル  「おう!大爆笑だ!お前明日も来いよ」

ディバイザー「うむ。甘粕よりも笑いがわかっておる」

甘粕   「!!」

デュセ  「ソーちゃんは堅いからねぇ」

レス   「おまえ、ソーイチロウの代わりにおれたちと遊べー」

 

 

甘粕   「……どういうことだ…?」

但馬   「ふふっ、甘粕さん」

甘粕   「但馬!?」

但馬   「……次の戦いはもう、始まってるんですよ…」

甘粕   「!!」

 

タクトのHPが0になっていた時、まわりでは新たな争いが起こっていた。

オペレーターズに自分のポジションを脅かされる甘粕。

もし本当に次のドラマCDがあるのであればその時は一体

どうなってしまうのであろうか……

2010年7月23日

夏コミドラマCD その15

category:SSS

ヒジリ  「ぃいやったぁあああーーーーー!!さっすがオレ!
      ラス1きっかり決めるあたりやっぱオレすげーな!」

ユゥジ  「6人目はヒジリか」

ヒロ     「なんか、タクトが一瞬スゴイことになってたけど……」

ヨウスケ 「タクト、大丈夫か?」

タクト    「うわぁぁああああ……!ば、馬鹿な!僕はISのリーダーだぞ!!
        ISで僕だけが出ないのか!?」

ユゥジ  「おいおい。カズキも出ないぜ」

タクト    「ありえない!他は全員出るというのに
        このリーダーの僕だけが出ないなんて!!」

ユゥジ  「だから、カズキ……」

タクト    「アキラ!!一体この決定は誰が行ったというんだ!?」

アキラ  「さ、さぁ?上の決定というのはわかっているんだけど
       具体的に誰が決めたというのまでは……」

タクト    「上?トウキョウか?トウキョウに行けばいいのかっ!?」

ヒロ    「直談判する気満々!?」

ヒジリ  「案外岡崎だったりしてな。あっ、でも岡崎だったら
       オレのこと選ばなそーだな。」

ユゥジ  「いや、本当に岡崎かもしれないぜ。そんでスゲェ適当に決めてたりして。
       俺らの写真にダーツ投げたりとかして」

タクト    「な…なんだと……!?ダーツで決めたというのか…!?」

ユゥジ  「いやいや、例えばの話だって」

タクト    「ありえない!!このような人選をダーツなどという不確かなもので決めたのか!
       そんな適当なものに僕たちは心を弄ばれていたのかぁぁぁああああああ!!!
       アキラ!僕はこんなにも人を恨んだことはないぞ!!
       あぁぁぁああぁあぁぁあ!!!憎しみで!!憎しみで人が殺せ……」

アキラ  「殺しちゃダメです!」
(ソフトオチャヅケパンチ)

タクト   「ぐわぁ!」(HP 860)

ヒロ    「でも本当にボクたちなにするんだろうね」

ユゥジ  「俺なんてどこで『ぽちっとな』なんて言うんだか
       見当もつかないぜ。まぁでも絶妙なタイミングで
       『ぽちっとな』って言ってみせるけどな!」

ヨウスケ 「俺はフェルとノック練習か。暑そうだな」

ヒジリ   「んじゃ風呂はオレにまかせろよ」

ヒロ     「ヒジリくんはダメだよ!ユゥジもおじさんだからダメ!」

ユゥジ  「なんだよそれ!」

アキラ  「ちょっとみんな!カズキくんが保健室に行っちゃって
        ここに残ってるメンバーでドラマCDに出られないのは
        タクトくんだけなんだよ!それなのにドラマCDの話を
        わいわいみんなでしてたらタクトくんが可哀相でしょ?」
      
タクト    「ぐっ……!」(HP 650)

アキラ  「みんなが選ばれて自分が選ばれないのってただでさえ
       可哀相なことなのに、加えてタクトくんはISのリーダー
       なのに選ばれなかったのよ!」

タクト    「ぐぅぅ……!!」(HP 384)

アキラ  「その上我を忘れて『戦争だぁ』ってペイジまで持ち出して
       暴れたり、まわりも気にせず喚き散らして、それでも
       選ばれなかったんだから!!」

タクト    「ぐわぁああ!!!」(HP 0)

ヒジリ  「おいおいアキラ、オマエが一番ひどいこと言ってんぜ」

ヨウスケ 「タクトのHPはもう……ゼロだ」

アキラ  「え、うそ!?タクトくん!?」

タクト    「……………」

アキラ  「いやぁぁぁぁぁあああ!!タクトくーーーーーん!!!」

 

瀕死のタクトにとどめを刺したのはアキラだった……

昨日の締め方が悪くすっかり終わると思われたこのSRXブログ。

もう少し続けますのでどうぞ皆さまお付き合い下さい。

しかしこれ以上なにがどう続くのかはさっぱりわからないのであった……

2010年7月22日

夏コミドラマCD その14

category:SSS

現時点で決まっている夏コミドラマCD出演者は
ヨウスケ、ユゥジ、ヒロ、フェルナンデス、エピフォンの5人。
残る枠は1つ。タクト、カズキ、ヒジリこの中で選ばれるのは誰だ!

 
ヨウスケ 「ここからが……地獄だな」

ユゥジ   「こりゃ血が流れるかもな」

ヒロ     「そんなぁ……ってやっぱりみんな仁王みたいな顔してるよ!」

 
タクト    「……」

カズキ  「……」

ヒジリ   「……」

 
ユゥジ  「タクトとヒジリはもう阿吽像みたいになってるな」

ヒロ    「驚きで開いた口が閉まらないタクトは『阿』で
       口をつぐんじゃってるヒジリくんは『吽』だね」

ヨウスケ 「カズキは阿修羅像か?3パターンぐらいの表情が
       定期的に変わっているな」

ヒロ     「6人目が決まるまであのままなのかな?」

アキラ  「そ、それが……さっき5人目の情報を確認しに行ったら
       6人目の情報も来ていたの……」

ヨウスケ 「なんだと!?」

ユゥジ   「なに!?」

ヒロ     「本当!?」

ヨウスケ 「とにかく、惨劇が始まる前に知らせにいくぞ!」

アキラ   「うん」

 

アキラ   「タクトくん!カズキくん!ヒジリくん!
        6人目が発表されたわ!」

 
タクト    「!!」

カズキ  「!!」

ヒジリ   「!!」

 
ヒロ     「わぁ!みんな目見開いた!コワイよ!」

アキラ   「……」

アキラ   「あのねみんな、6人目が発表されたの。
       今回出られない2人には本当に申し訳ないけど…」

カズキ   「ストッピングだよ!ティーチャー!!」

アキラ   「カズキくん!どうしたの!?」

(……ズキ…ス……ズキ……ひひゃひ…)

カズキ   「……リッケンの声がする……」

アキラ   「え?」

デュセ   「ちょっとー!大変よ!リッくんが砂場に落ちてた
        ガラスで足を切っちゃったの!」

リッケン   「スズキ……ひひゃひ、ひひゃひょーー!!」

カズキ    「ノーーー!!リッーーケーーーン!!!」

アキラ    「リッケン!?大丈夫?」

カズキ   「ティーチャー!ミーはリッケンを連れて保健室にゴーするよ!」

アキラ   「あ、待って、6人目は……」

カズキ   「わかってる。ミーじゃないんだろ。さっき発表する前の
         ティーチャーの顔を見て誰だかわかってしまったよ」

アキラ   「カズキくん……」

カズキ  「ともかくミーはマイベストパートナーリッケンを
      レスキューするから!タクトにヒジリ喧嘩はしナッシングだよ!
      さぁ行くよリッケン!カズキエクスプレス!500系」

ヒロ     「行っちゃった……」

ヨウスケ 「カズキには6人目が誰だかわかったのか?」

ユゥジ   「さすが人外。これで残るはタクトかヒジリ2人の内どちらかか」

 
タクト    「なんだと!!」

ヒジリ   「んだと!!」

 
ヒロ    「わぁ!急にしゃべった!」

ユゥジ  「本当に因縁の仲だな」

 

アキラ  「6人目を発表するわ」

 
ヒジリ  「オレだ!アキラオレの名前呼べ!!ヒジリ来い!ヒジリ!!」

タクト   「僕だ!僕に決まっている!アキラ僕はISのリーダーだぞ!
       タクトだ!タクトと言うんだぁ!!」

 
アキラ  「……6人目は……」

 

ヒジリ  「ヒ!ヒ!ヒ!ヒ!ヒ!ヒ!ヒ!ヒ!」

タクト    「タ!タ!タ!タ!タ!タ!タ!タ!」

ユゥジ  「一文字目は……どっちだ!?」

ヒロ    「わぁ、どっち!?」

      

アキラ  「ヒジリくんです!!!」

ヒジリ  「!!」

タクト  ( д )゜゜

 
ヨウスケ 「……タクトが……壊れた…」

 

 

という訳で夏コミドラマCD最後に選ばれたのはヒジリだった……

2週間に渡りお届けしてきたISの仁義なき戦い。

この結末が発表される前に他情報サイトにて出演者が発表されるという

LAGの面々に負けず劣らずグダグダっぷりのSRXブログ。

情報掲載時期を調整してもらいたかったよぉぉおorz  平井ぃぃい ←しつこい

ともあれこれで夏コミドラマCDの出演者は決まった!

ヨウスケ、ユゥジ、ヒロ、ヒジリ、フェルナンデス、エピフォン

このメンバーで一体どんなドラマが繰り広げられるのか!?

SRX夏コミドラマCD 「サマー・ヒート4M2S」 お楽しみに!

2010年7月21日

夏コミドラマCD その13

category:SSS

ユゥジ 「俺かヒジリのどちらかが5人目か」

アキラ 「でもどうして情報が中途半端だったのかしら?
     もしかしたらちゃんとした情報がきてるかもしれないから
     ちょっと見てくるね」

 

ヒロ  「あっ、アキラさん。……行っちゃった。
     でも本当に誰がどんなシチュエーションで
     『それ、ぽちっとな』なんて言うんだろうね」

ヨウスケ「どことなく昔のアニメのような感じがするな」

ヒロ  「それだったらユゥジじゃない?昔って言ったらユゥジだよ!」

ユゥジ 「おいおいヒロ、さり気に刺すなよ。まぁでもそれで
     5人目に入るなら文句はないぜ。これ以上残るのは勘弁だ」

ヒジリ 「ちょっと待てよ!オレだってそのセリフきっと似合うぜ。
     オレだったらもっとやんちゃに言っちゃうよ~
     あーつか、これで落ちたら残り枠1つだろ?わぁマジねぇわ
     あと1人とか想像しただけでスゲェ怖ぇんだけど」

 

タクト 「僕は本当に『ぽちっとな』と言わないのだろうか
     僕は本当に『ぽちっとな』と言わないのだろうか
     僕は本当に『ぽちっとな』と言わないのだろうか」

ヒロ  「タクトが顔を両手で覆ってなにかぶつぶつ言ってるよ」

ヨウスケ「無理もない。5人目も落ちたら残り枠は1つだ。
     ISのリーダーとしてのプライドが高いタクトには
     耐えられない状況だろう」

タクト 「僕は本当に『ぽちっとな』と言わないのだろうか……
     僕は本当に『ぽちっとな』と言わないのだろうか……

     ……否!僕は言う!ぽちっとなと僕は言うだろう!!
     確かに普段の僕ならば言わないかもしれないが
     ドラマCDのワンシーンならば言う可能性はむしろ高い!」

ヒロ  「むしろ高いの!?」

カズキ 「ミーもだよ!アーティスティックなミーは状況に応じた
     ぽちっとながセイ出来るのさ!」

ヒジリ 「んだオマエら往生際が悪いな。5人目はオレかユゥジだろ」

ユゥジ 「カズキはともかくタクト、お前はまず言わないだろ」

タクト 「そんなことはない!そもそもどんなシチュエーションかも
     前後のくだりもわからずたったひと言のセリフで決めつけるのは
     ナンセンスだ!そのような横暴断固反対する!」

カズキ 「タクトの言うとおりさー」

ヒロ  「わぁ、なんかまたみんなでわちゃわちゃしだしたよ。
     これ、残り1枠になったらどうなっちゃうんだろ」

ヨウスケ「残り1枠となったらいよいよみんなの精神状態も極限だ。
     おそらく今より酷い地獄のような状況になるだろう
     とくにタクトが残ったら……大変だぞ」

ヒロ  「そんなぁ…ってアキラさんが走ってくるよ!」

 

アキラ 「み、みんなぁ~、5人目がわかったわ~
     5人目はユゥジくんよ~!」

ユゥジ 「なにっ!おぉ、やったぜーー!!アキラありがとよ!
      何回でもぽちっとなって言ってやるぜ!」

アキラ 「ぜぇぜぇ……も、戻ったら、正式な情報が…きてたの
     や、やっぱり、さっきのは…誤送信…だったみたい」

ヨウスケ「あぁ、わかった。まずはゆっくり水を飲むんだ」

ヒロ  「ユゥジよかったね!って、いつもだったら
     みんなもっとぎゃーぎゃーウルサイのに……って!」

 
タクト 「……」

カズキ 「……」

ヒジリ 「……」

 
ヒロ  「うわぁ!みんなすごい般若みたいな顔してるよ!」

ヨウスケ「あぁ、ここからが……地獄だな」

 

5人目の出演者はユゥジだった……
これによりいよいよ残る出演枠は1つ。
これに対し残るISメンバーはタクト、カズキ、ヒジリの3人。
ヨウスケの言うとおりLAGはこれから地獄と化すのであろうか……