ユゥジ 「それにしてもいつも急だよな。今日からもう9月だぜ」
ヒジリ 「9月かぁ、リュウキュウにとっちゃまだまだ夏だよな
毎日うだるように暑ぃし」
デュセン 「9月といえばやっぱりお月見よねー」
ディバイザー「うむ。9月に見る月は丸く満ちて素晴らしい」
フェル 「なんかこうよぉ、月見てっと暴れたくなんだよな!」
リッケン 「ひゅひーひゅひー」
カズキ 「サブスタンスたちはラブに月を愛しちゃってるからね」
ユゥジ 「じゃあみんなで月見でもするか?」
甘粕 「なにを言っているんだ。9月と言えば新年度のスタートだろう。
新入生も入ってくるんだ。いつまでも休み気分でいるんじゃない」
ヒロ 「そうは言ってもボクたちずっとLAGで待機だったから
結局休みじゃなかったんだけどね」
ユゥジ 「9月の新年度といえば、身体測定があるな。
またあの人間ドックばりの検査か。長いんだよなぁ」
ヒロ 「ボク去年より身長伸びてるかなぁ?あと2センチあれば
170センチになるんだけどな」
ヨウスケ 「……ヒロ、その話は…」
ユゥジ 「おっと……」
アキラ 「一般的に男の子の成長期は18歳くらいまでっていうから
ヒロくんはまだまだこれから伸びるわよ!」
カズキ 「ティーチャー。ウェイト、ウェイト……」
ヒロ 「ホント!?そしたらまだ1年以上あるからもっと大きくなるよね!
いつまでもISで一番小さいのヤダもん……あっ」
ヨウスケ 「……」
ユゥジ 「……」
カズキ 「……」
ヒロ 「……」
タクト 「…………」
タクト 「なぜみんなして僕のことを見るんだぁぁぁ!!!」
ヒジリ 「あん?どうしたタクト?そういや、ヒロがでっかくなったら
こん中で一番チビになんのタクトだな!」
ヨウスケ 「!!」
ユゥジ 「あぁ……」
カズキ 「……Oops」
ヒロ 「わぁ……」
ヒジリ 「あり?どうした?もしかして身長気にしてたりすんの?」
タクト 「貴様もそんなに変わらないだろうがぁ!!」
アキラ 「ちょ、ちょっと待って!タクト君だってまだこれから伸びるわよ!
男の子は18歳まで成長期なんだから!」
ユゥジ 「アキラ!タクトはもう18歳だ!」
アキラ 「じゅ、19歳になる日まで伸びるわよ!というか、成長期っていうのは
人それぞれで一般的に思春期から2年後ぐらいまでって言うわ!
タクトくんなんて今まさに思春期って感じじゃない!!」
ヒロ 「ア、アキラさん全然フォローになってないよぉ!」
タクト 「ふふ……よくわかりました教官殿。貴方は自分の管理下にあるライダーの
年齢もしっかり把握していないどころか、挙句の果てに人の精神年齢を
実年齢よりも下に見ていたのですね。 こ、こ、この、この僕が思春期だと!?
今まさに現在進行系で思春期だと言うのですかぁああ貴方はぁぁあああ!!」
アキラ 「あああああ、タクトくんごめんなさいぃぃ」
ヒジリ 「そういうとこが思春期真っ只中なんだろ」
ユゥジ 「アキラかわいそうに……」
ヨウスケ 「……地雷を踏んだな」
カズキ 「ティーチャーってばマインスイーパーがホビーなのに……」
ヒロ 「アキラさんってそういうところあるよね……」
今日からいよいよ9月がはじまった。
それなのに一向に話が進まない相変わらずのISたちだった。