近江 「それにしてもやっぱり今回もドラマCD出れなかったな」
駿河 「教官が殺人の容疑で捕まっちゃう……」
近江 「ああ、心配だな。出演するみんなはあんな感じだし……。
本来なら補佐官である甘粕さんがもっとしっかりすべきなのに!」
但馬 「まあまあ」
近江 「どうしたんだ但馬?いつもなら真っ先に甘粕さんを斬りつけるのに」
但馬 「やだなぁ、そんな人を辻斬りみたいに言わないでよ。
僕はそんな刀傷が残るようなやり方しないよ」
駿河 「だね」
近江 「甘粕さん、一体どんな仕打ちを……」
但馬 「それよりドラマCDに出れなかったからといって落ち込むことはないよ」
近江 「どういうことだ?」
駿河 「?」
但馬 「僕らの狙うべきはドラマCDじゃない、本丸だよ」
近江 「本丸?」
駿河 「それって……」
但馬 「そう、ファンディスクさ!」
近江 「えええぇぇぇ!!!そ、そんな前回立ち絵すらなかった俺らが
ファンディスクだなんて そ、そ、そんな厚かましいこと……」
但馬 「ふーん、じゃあ別に近江は出なくていいんじゃない?駿河は一緒に出ようねー」
駿河 「うん」
近江 「ちょっと待てー!」
但馬 「まぁ、という訳でドラマCDに関しては今回は見送り。今はとにかく
ファンディスクだよ。とは言っても、よしんば僕らがファンディスクに出れてもきっと
甘粕さんも出るだろうし、それはそれでやっぱり面白くないところはあるよねー」
近江 「ねーってお前……」
駿河 「甘粕さんばっかりずるい……」
但馬 「と、いう訳でこれはこれでキッチリしとかないとね!」
近江 「え?」
但馬 「あ、きょーかーん!」
アキラ 「あら、どうしたの?但馬くん」
但馬 「前回ドラマCDのジャケット撮影大変だったじゃないですか
だから今回は僕が作っておきました!」
ヒロ 「ああ、前回はヒジリくんが持ってたみんなの水着の写真を使ったんだよね。
……自分の分も含めて」
ユゥジ 「ああ、自分の分も含めてみんなの水着写真があったからな」
ヒジリ 「うるせー!それマジちげーから!」
タクト 「しかし、今回のジャケットはイラスト描き下ろしなのではないか?」
但馬 「表紙はそうですが、中にはみなさんの写真を使わせてもらいました」
カズキ 「ミーにヨウスケにタクトにヒジリ、そしてソーイチローにバッハメンなんて
とんだファンタスティックミステイクだね」
甘粕 「……どうしたんだ?お前が自分から進んでそんなことやるなんて」
但馬 「何言ってるんですか甘粕さん。こういった仕事こそ本来
僕たちオペレーターの仕事ですよ」
アキラ 「有難う但馬くん。実はすっかりジャケットのこと忘れてて困ってたの」
甘粕 「そうでしたか。それはよかったな但馬」
但馬 「はい。教官やみなさんのお役に立ててよかったです」
ヨウスケ 「前回のように俺たちの写真を使ったのか?」
但馬 「はい。ISのみなさんのはもちろん甘粕さんのもありましたし
グランバッハのものも資料として保管してありましたから
問題ありませんでした」
ヒジリ 「前回はオレら水着だったけど」
但馬 「はい。今回は発売が冬ということもあり折角なので
皆さんの冬服を使わせて頂きました」
甘粕 「な、なんだと!」
但馬 「さっそく出来たジャケットを見て下さい。
幸いグランバッハもスーツ姿だったので長袖のみなさんとも
違和感なく……あぁっ!しまった!甘粕さんだけ半そで姿だ!!!」
IS 「!!!!」
但馬 「なんて失敗を僕は!!……でも、でも、どうしようもなかったんです。
だって甘粕さん半そでしかないんですもん!!」
甘粕 「た、但馬――!!」
ユゥジ 「ソーイチロウ、長袖持ってないのか……」
ヒロ 「そういえばハコダテでも半そでだったような」
タクト 「馬鹿な!あのような極寒の地でありえない!」
ヒジリ 「さすがのオレでも冬は長袖だぜー」
カズキ 「ソーイチローはスピリッツで乗り切ってるのさ」
ヨウスケ 「やるな」
アキラ 「あ、甘粕くん、LAGの支給品でよければ長袖持ってこようか……?」
甘粕 「!!」
という訳で出来上がったドラマCDジャケット。
冬服のIS、スーツのグランバッハの中、甘粕が元気に半そでなのは仕様です。
そして気になるオペレーターズのファンディスク発言・・・
果たして出演はどうなるのだろうか。