2010年3月31日

彼らとの「未知との遭遇」は音楽にのって

明日から4月ですね。
ストーリーライダーズの佐藤です。
今週末には東京でも桜の見頃です。
事務所の近所にある公園でも
花見の賑わいがはじまります。
しかぁし、
現場は、夏に向けてのスパート!
ここでのふんばりが、大切。
SRXの世界が、もう少しで誕生です。

さて、そんなSRXの世界では
ナイトフライオノートと人類が
互いの存在をかけ闘っています。

そんな世界の中で人類側に寝返り
自分の仲間を倒すために力をあわせ
人と共に闘う、異世界からの訪問者。
それが、サブスタンスたちです。

では、彼らは何故、
人類と共に闘うことを
決意したのでしょうか。

LAGに出かけて話をきいてみても
きっと彼らの答えはバラバラです。
好奇心、祈り、誓い、願いという奴
なんとなくという奴すらいるでしょう。

でも
その彼らの答えとなる一つのヒント。

それは
彼らの住む世界にはないものが、
人類の住む世界にはあるから。

それが、音。
自分の気持ちを力や文字ではなく
表現として他者と共鳴するために
人類だけがうみだした、その方法。

そして、彼らの住む世界では
産み出されることのない、その方法。

そう。
人類が、サブスタンスたちと
最初に接触したとき
共鳴したのは好奇心を刺激した
音による「音楽」だったのです。

異世界からの訪問者たちと
音楽で遭遇し対話する。

このモチーフは去年の夏
偶然にみることになった公園での遭遇から
実は影響を受けています。

出かけたNYで偶然、目抜き通りにあり
冬になるとスケート場になる
1ブロック使った公園の横を通りました。

すると何やら大きな音が聞こえてきました。

そこでは巨大スクリーンを設置し週末に
野外で映画の無料上映会を行うという
素敵なイベントが行われていました。

超高層ビルの谷間にある巨大なスクリーン
まるで、背景のビルまでが、映画の一部と
なっているかのようにもみえました。
そして、通りを走る車や上空をゆくヘリの
音までもが響く中で、みる映画は
不思議な現実感をもってせまってきました。
野外なので開始時間は不定期で、日没から。
無料らしい、いい加減さも気に入りました。

僕が通りかかったときには
既に映画ははじまっていました。
公園をうめつくす人々は、なんと数千人。
芝生に寝ころんだり、椅子も持参したり
おのおのの楽しみ方で映画をみていました。

そのときに出会った映画は
スピルバーグ監督の「未知との遭遇」。
子供の頃に映画館でみた記憶の映画でした。

今から数十年前の映画ですが
UFOに乗った宇宙人と遭遇する
のちに同じ監督がつくる「E.T.」の
大人版といった雰囲気もあるSF映画です。

そして
人類が異世界からの訪問者と共鳴する
クライマックスで奏でられるのは

共鳴を表現した音。
やがて、それが音楽となる瞬間でした。

そのビルに埋まった巨大スクリーンに現れた
巨大なマザーシップから奏でられる音。

周囲の建物の窓ガラスを割るほどの爆音。

その音を夜の公園に寝そべりながら

ナイトフライオノートと人類の話を
頭の片隅で考えていた。

彼らは何故
人類と共に闘うことを
決意したのか。

最初にあらわれた彼らが、
こんな素敵な気分を感じてしまったから

たったそれだけ。

でも、音楽との出会いは偶然で、特別。
そんな話にしていこう。

それが、音。
自分の気持ちを力や言語ではなく
表現として他者と共鳴するために
人類だけがうみだした、その方法だ。

これにしよう。

それが
「夏」のはじまりの話でした。

こんなところで
今回はここまで。

でわ。

ストーリーライダーズ
佐藤大

ところでコメントマンの変身はコメント欄へ電送!

コメント

  1. アオイ より: 2010年4月1日 11:15 AM

    おはようございます!
    ゲームプレイ前にこんな事申し上げるのもなんですが、
    小説版を読みたくなりました!
    こんなに色々と設定や物語が詰め込まれてる作品、
    ゲームで体感するのが最上最高なのでしょうが、
    本好きとしましては、
    小説版でサイドストーリー等も読んでみたいです、いつか。
    がっつりと文庫で!

  2. 宙ぶらりん より: 2010年4月1日 1:58 PM

    どうも!宙ぶらりんです。
    今日ゎおじさんのPCでレスしてます!!
    彼らと会う日が近づくにつれて気持ちゎ高ぶってきてます。
    PCなのでラフ歌詞もみれて
    今日ゎハッピーです!

    無理せず頑張ってください。

  3. より: 2010年4月1日 4:37 PM

    佐藤さん、初めまして。

    今までずっとブログを読ませて頂くだけでしたが、これだけ。

    こんなことを言うのはとても失礼かと思いますが、
    今まで、頭の中で戦体物と音楽がイマイチ食い違っていた少しの違和感とそれによる少しの不安が、今までありました。
    それと共に、少しの期待も抱いていました。

    これも、全ての乙女ゲーム開発者様にとても失礼極まりない意見ではあると思うのですが、
    これまでやってきた乙女ゲームには、色々なものがありました。王道の学園物であったり、異世界に飛んでしまうものであったり。
    それぞれ、作品ごとにモチーフは違くて、作る人によって色々な詰め方があります。それを詰めて、クオリティーに繋がります。
    しかし、それを作りきれたゲームは世の中にいくつありましょう。
    自分は、
    作品だと、
    完成されていると
    思えるゲームになかなか出会えていません。
    それは、世界観、音楽、構造、キャラクター、システムなど全てのモチーフの一つでも取って付けた様なものだと、作品として危うくなってしまうからだと思いました。つじつまが狂ってしまうんです。

    それに近い不安を、自分はこの作品にも抱いてしまいました。

    でも。

    この記事を読んで、今、私は涙が止まりません。
    違和感というずれたピースが、カチッとはまった瞬間、涙腺が切れたように。

    だから、この作品により期待させて頂くと同時に、これから、スカーレッドライダーゼクスという作品を、応援させて下さい。

    拙い文章な上に長々とすいません。それでは失礼させて頂きます。

  4. 久那 より: 2010年4月1日 7:08 PM

    未知との遭遇。
    その衝撃はきっと物凄いものだったんでしょうね。
    それが敵であるはずの人間に味方することとなっても、音楽と共に在ることを選んだ訳ですから。

    音楽は国境も言語も世界も越える!
    事実、音楽って本当に不思議で魅力に溢れてますよね。
    だけどそれを言葉で表すのは難しい。
    彼らもそんな感じだったのかな?(・ω・`*)

    そんな「音」が深く関わるSRXの誕生する夏までもう少し。
    まだまだ大変かと思われますが、お身体に気をつけてくださいね。
    音で言葉で映像でSRXの世界を感じる瞬間が本当に楽しみですっ♪(*´∀`*)

  5. より: 2010年4月3日 2:40 PM

    こんにちは!

    なんかいい話を聞いた?見た?です(つд`)
    未知との遭遇
    本当にサブスタンスの子たちの音楽との遭遇は
    まさしく未知との遭遇だったでしょうね(≧∀≦)

    誰しも自分の見た事ないものを見つけた時には興味や好奇心がもの凄いですからね
    サブスタンスの子たちにはその衝撃が凄かったんでしょうね

    この話を見てゲームが早くやりたくなりました(≧∀≦)

    それに是非文庫本で話を読みたいです!
    まだゲーム発売してないですけどもし本当に本が発売したら絶対買います!

    4月もまだまだですけど頑張って下さいp(^-^)q

    それでわ(^^)ノシ

  6. ストーリーライダーズ 佐藤大 より: 2010年4月8日 11:56 PM

    >アオイ さん

    コメントありがとう。
    僕も本が大好きで部屋も本まみれです。
    ゲームのプレイ前にそんな風に
    考えてもらって嬉しいです。
    僕たちもこの世界をいろいろなメディアで
    楽しんでもらいたいと思っています。
    なんせメディア無限なので。
    もちろん小説というかたちでも
    楽しんでもらえたらいいなと思います。
    いいアイデアをありがとう。
    ぜひ、いつかがっつり実現したいです。

    >宙ぶらりん さん

    こちらこそ、どうもです。
    コメントありがとう。
    おじさんのPCでまたみてくれてますか。
    僕もみんなに楽しんでもらえる日が
    近づくことで気持ちも高まってきます。
    毎日更新のブログで毎日ハッピーに
    楽しんでくださいね。

    がんばります。

    >な さん

    こちらこそはじめまして。
    コメントありがとう、です。
    全然、失礼なんかじゃないですよ。
    逆に率直な不安を言葉にしてくれて感謝。

    な さんが感じている様な不安って
    僕もふくめ誰もが感じることだと思います。
    バランスの難しさはある意味で物作りの核で
    そこの部分での接着面が悪いと作品全体の
    バランスが崩れてしまうことはどんな作品も
    起こってしまう危険だと思います。
    だからこそ僕たちの周囲でも企画の段階から
    危険だという声もあがりました。
    でも、危険だからこそやりがいもあるという
    企画・開発スタッフの声が支えてくれ
    はじめてのことに挑戦しているところです。

    そして、最後に残った違和感のピースまでが
    ゲームをプレイしたときにはまることを。
    これからも応援、よろしくお願いします。

    >久那 さん

    音楽は国境も言語も世界も越える!
    そうなんです。
    僕自身は不器用で何の楽器も出来ないし
    歌も恥ずかしいので
    カラオケすらほとんどいかないのですが
    音楽を聴くことがほんとに大好きです。
    それも世界中の音楽を
    いろいろ聞くことがなにより楽しいです。
    するとわかってくる世界共通の音。
    楽しい哀しい嬉しいがどことなく繋がる。
    そんなことを感じるとこに
    世界の多様と同時に繋がりを感じます。
    そんな音楽の魅力がSRXでも核になります。
    楽しみにしていてください。

    でわ。

    >禮 さん

    いやいや。
    いい話なんていってくれてありがとう。
    僕も彼らの遭遇自体をあのときに空想して
    凄く好奇心や興味がわいたんだと思います。
    この体験をみんなにも体験してほしいです。

    それから小説版のアイデアもありがとう。
    僕たちスタッフの間でも小説にしたい様な
    SRXのアイデアもいろいろと出ていたので
    きっといつか実現したいと思っています。
    夏までまだまだですが
    これからもSRXの応援、よろしくです。

    それでわでわでわ(^^)ノシ

コメントをどうぞ

※コメントは、承認制となっております。投稿してから承認されるまで、少々時間がかかります。
ご了承下さい。