ヒロ 「よかったねアキラさん。これでドラマCDの
ジャケットは問題ないね」
アキラ 「ええ、でもまだカレンダーが……」
ヨウスケ 「S寄りの表情か……」
ユゥジ 「こっちもせめて写真があればよかったんだが……」
ヒジリ 「さすがにオレもオマエらのS寄りの写真なんて持ってないぜ」
石寺 「カレンダーならもう出来ている」
甘粕 「長官!いらしたんですか!?」
タクト 「もう出来ているとはどういう意味だ?」
石寺 「そのままの意味だ。私の所有するデータで
作っておいたまでだ」
ユゥジ 「どれどれ、おお本当だみんなのS寄りが載ってるぜ
しかもサブスタンスと一緒だ」
ヨウスケ 「それだけじゃないな」
ヒロ 「あーアキラさんとのツーショットまで載ってるよ!」
ヒジリ 「んだと!」
タクト 「いつの間にこんな写真を撮ったんだ……
気づかなかったとはなんたる不覚…!」
石寺 「私には君達の行く末を見守る義務があるのだ」
カズキ 「ストーンテンプル長官はメニーに謎だらけだね」
ヒジリ 「ちょ、待て!んでオレのはアキラとツーショットじゃねーんだよ!」
カズキ 「ホワッツ!ミーのもだよ!ティーチャーがいナッシング!」
ヒジリ 「石寺テメー!!」
アキラ 「ちょっと!ヒジリくんやめなさい!!」
ヒジリ 「止めんなアキラ!んだよもー!アキラとのツーショットはないし
しかもなんでオレだけまた水着なんだよ!今までの分取り返してんのか!」
アキラ 「ヒジリくん……水着は7月のページのせいね」
ユゥジ 「わあああああ!大変だアキラ!!」
アキラ 「ど、どうしたのユゥジくん!?」
ユゥジ 「1週間後……俺の誕生日だ……」
タクト 「なんだそれは!今話すべきことなのか!」
ヒロ 「それは大変だよタクト!だってユゥジが36歳になっちゃうよ!」
ユゥジ 「コラーー!!ヒロ!限定版の落書きみたいなこと言うな!!」
カズキ 「ハッピーハッピーバースデーだね!」
ヨウスケ 「ケーキでも焼くか」
ヒジリ 「誕生日が嬉しいって歳でもねーだろ」
ユゥジ 「いやいや、いくつになってもいいもんだろ誕生日は。
せっかくだから俺の誕生日に印をつけておこう」
ヒロ 「ユゥジが浮かれてるよ」
ユゥジ 「こうしておけばアキラも忘れないだろ。
アキラ、1週間後俺の誕生日だからな。忘れるなよ」
ヒジリ 「ずりー!オレも誕生日印つける!アキラ覚えとけよ!」
ヒロ 「ボ、ボクも!アキラさん僕11月に印つけとくからね!」
カズキ 「じゃあミーはミーのディッセンバーバースディーに印をつけるよ!」
ヨウスケ 「俺は9月だな」
タクト 「3月のページはどこだ!」
アキラ 「ちょ、ちょっとみんな、勝手に書いていいの?」
ユゥジ 「いいんだって、これはお前にやるんだから」
ヒロ 「あ、みんな、最後のページ見て」
タクト 「僕ら全員の写真だな」
ヒロ 「そうだ、いいこと考えた!ちょっとみんな」
ヨウスケ 「なんだ?」
ユゥジ 「どうしたヒロ?」
ヒロ 「あのね…ここにね……みんなでね…」
ヒジリ 「ほうほう」
カズキ 「それはベリーにナイスだね!」
ヒロ 「でしょ!」
アキラ 「なに?どうしたの?みんな」
タクト 「あー、貴方は知らなくていい」
ヒジリ 「んでオマエはそんな言い方しか出来ないんだよ」
ユゥジ 「まぁ、出来たらアキラにやるから楽しみにしてろよ」
アキラ 「え、仲間はずれ……?」
甘粕 「まあ教官、ここはやつらの好きにやらせましょう。
きっとあなたのためにやってるんでしょうから。
そんなことより教官、肝心のドラマCDの収録がまだですよ」
アキラ 「!!」
石寺長官のお陰でなんとかなったカレンダー。
勝手に自分の誕生日に印をつけるISたち。
彼らは最後のページに一体何をしたのか……?
そんなわけでとうとう明日はコミケ本番となってしまいました。
果たして彼らはこの後無事にドラマCDを収録できたのだろうか……!?