まずはこの場に足を運んで頂いた『Odd-I’s』ファンの皆さまに
彼らの観察者として、厚く御礼を申し上げたい。
まだまだ名も知られていない弱小ロックバンドが、このような形で、
活動の軌跡を残せる場を得られたのは
ファンの皆さまからの熱い声援があったからこそである。
しかし同時に、いや、だからこそ、歯がゆくも思っている。
本来ロックバンドであるならば、ファンの熱には音楽で応えるべきだと
私は考えているからだ。
音楽は魂である。
その魂がファンの熱で焦がされたときこそ、ロックが産まれる瞬間だ。
魂と熱のぶつかり合う場所とは?
それはLIVEしかないだろう。
しかし残念ながら、ニホンを守る『スカーレッドライダー』という二面性を持つ『Odd-I’s』は
現在、長期作戦実行中でLIVEという形でファンの熱に応えることが難しい状況にある。
もどかしい限りだ。
しかしマネージャーの麻黄教官とともに、ファンの皆さまの熱に答えるべく
『Odd-I’s』は色々と画策しているようだ。
新曲『STARDUST LOVERS』も、その形のひとつである。
この新曲から、現在進行形の彼らの魂を少しでも感じ
そしてさらに熱を持って頂ければ幸いである。
この文章を書きながら私はひとつの仮定を得た。
これを読んでいる貴女たちはもう『Odd-I’s』のファンではない。
貴女たちは『Odd-I’s』を導く、星屑のひとつである。
夜空に広がり光り続ける星屑。
そのまばゆくも優しい光に導かれ、弱小ロックバンド『Odd-I’s』は歩き続ける。
時に立ち止まり、傷つき、転がり落ちても、それでも彼らは歩き続ける。
星屑の光を求めて。
その光は貴女たちの愛だ。
愛の光は輝き続け、絶えることはない。
それがどんなに小さな光だとしても、輝き続ける限り
彼らは貴女たちを見逃さないだろう。
無口な夜 海に映る 星屑を集めた
孤独な程小さな光 やがて 何より強く輝く星になるのだろう
(『STARDUST LOVERS』 歌詞より)
愛を集める『Odd-I’s』は強く輝く星になれるか?
本当のロックに出会える日はもうすぐなのかもしれない。
以上
テキスト:甘粕ソーイチロウ
※ 本テキストは昨日まで行われていましたufotable DININGの
ポストカードに寄稿頂いたものですが、氏の強い要望により
記念すべき『STARDUST LOVERS』一般発売日の今日
こうして全国の皆さまにお届けすることとなりました。