2010年7月 のアーカイブ

2010年7月21日

うちの塩はうまい

ストーリーライダーズ永川です。

 先日、近所のデパートで沖縄物産展が開催されていたので、めんそーれ気分で
行ってきました!
 ショコラちんすこう(チョコでコーティングされたちんすこう)とか、さー
たーあんだぎー(沖縄ドーナツ)なんかのお菓子を大購入! コーヒー泡盛
(?)を試飲しつつルートビアをゲットです!

 石垣島の塩を売っていたのですが、そこの青年が商売っ気ゼロな感じ。
 お客さんに何か聞かれたとき、ぶっきらぼうに「うちの塩はうまい」とだけ答
えていたのが、なんだかヨウスケっぽくてグッと来ました。
 琉球の男カッコイイ!

 そんなわけで、夏といえばコミケ!
 イベント限定セットも発表になりました。
 岡崎抱き枕(サンドバッグ?)とかじゃなくて良かったー! LAGトート
バッグとか僕も普通に欲しいです。
 そして、ISメンバーの皆さんが、日々出演枠をかけて醜い争いを繰り広げてい
るドラマCD「サマー・ヒート4M2S」ですが、こちらのシナリオを書かせていただ
きました。
 限定版付属のなんくるないさーや、めんそーれと同じく、彼らの日常のお話で
す。ゲーム未クリアでもお楽しみいただけると思います。お楽しみに-!

 そして明日22日はSRXのサントラ「Scared Rider Xechs SOUND
Collection」が発売です! OPとEDのフルコーラス入ってますよ!
 個人的にも、SRXのBGMがすごく好きで、開発中、音入りのバージョンを初めて
プレイしたときはコマンダーモードの音楽聞いて涙腺緩みました。すごくカッコ
イイよね!

 そんなわけで、近頃暑い日々が続きますので皆さんお身体にはお気を付けて!
 僕は無事ですが、昨晩パソコンが夏の暑さで(?)やられました。うひー。
 これから新しいの買ってきます。
ヽ(´ー`)ノ=3

2010年7月21日

夏コミドラマCD その13

category:SSS

ユゥジ 「俺かヒジリのどちらかが5人目か」

アキラ 「でもどうして情報が中途半端だったのかしら?
     もしかしたらちゃんとした情報がきてるかもしれないから
     ちょっと見てくるね」

 

ヒロ  「あっ、アキラさん。……行っちゃった。
     でも本当に誰がどんなシチュエーションで
     『それ、ぽちっとな』なんて言うんだろうね」

ヨウスケ「どことなく昔のアニメのような感じがするな」

ヒロ  「それだったらユゥジじゃない?昔って言ったらユゥジだよ!」

ユゥジ 「おいおいヒロ、さり気に刺すなよ。まぁでもそれで
     5人目に入るなら文句はないぜ。これ以上残るのは勘弁だ」

ヒジリ 「ちょっと待てよ!オレだってそのセリフきっと似合うぜ。
     オレだったらもっとやんちゃに言っちゃうよ~
     あーつか、これで落ちたら残り枠1つだろ?わぁマジねぇわ
     あと1人とか想像しただけでスゲェ怖ぇんだけど」

 

タクト 「僕は本当に『ぽちっとな』と言わないのだろうか
     僕は本当に『ぽちっとな』と言わないのだろうか
     僕は本当に『ぽちっとな』と言わないのだろうか」

ヒロ  「タクトが顔を両手で覆ってなにかぶつぶつ言ってるよ」

ヨウスケ「無理もない。5人目も落ちたら残り枠は1つだ。
     ISのリーダーとしてのプライドが高いタクトには
     耐えられない状況だろう」

タクト 「僕は本当に『ぽちっとな』と言わないのだろうか……
     僕は本当に『ぽちっとな』と言わないのだろうか……

     ……否!僕は言う!ぽちっとなと僕は言うだろう!!
     確かに普段の僕ならば言わないかもしれないが
     ドラマCDのワンシーンならば言う可能性はむしろ高い!」

ヒロ  「むしろ高いの!?」

カズキ 「ミーもだよ!アーティスティックなミーは状況に応じた
     ぽちっとながセイ出来るのさ!」

ヒジリ 「んだオマエら往生際が悪いな。5人目はオレかユゥジだろ」

ユゥジ 「カズキはともかくタクト、お前はまず言わないだろ」

タクト 「そんなことはない!そもそもどんなシチュエーションかも
     前後のくだりもわからずたったひと言のセリフで決めつけるのは
     ナンセンスだ!そのような横暴断固反対する!」

カズキ 「タクトの言うとおりさー」

ヒロ  「わぁ、なんかまたみんなでわちゃわちゃしだしたよ。
     これ、残り1枠になったらどうなっちゃうんだろ」

ヨウスケ「残り1枠となったらいよいよみんなの精神状態も極限だ。
     おそらく今より酷い地獄のような状況になるだろう
     とくにタクトが残ったら……大変だぞ」

ヒロ  「そんなぁ…ってアキラさんが走ってくるよ!」

 

アキラ 「み、みんなぁ~、5人目がわかったわ~
     5人目はユゥジくんよ~!」

ユゥジ 「なにっ!おぉ、やったぜーー!!アキラありがとよ!
      何回でもぽちっとなって言ってやるぜ!」

アキラ 「ぜぇぜぇ……も、戻ったら、正式な情報が…きてたの
     や、やっぱり、さっきのは…誤送信…だったみたい」

ヨウスケ「あぁ、わかった。まずはゆっくり水を飲むんだ」

ヒロ  「ユゥジよかったね!って、いつもだったら
     みんなもっとぎゃーぎゃーウルサイのに……って!」

 
タクト 「……」

カズキ 「……」

ヒジリ 「……」

 
ヒロ  「うわぁ!みんなすごい般若みたいな顔してるよ!」

ヨウスケ「あぁ、ここからが……地獄だな」

 

5人目の出演者はユゥジだった……
これによりいよいよ残る出演枠は1つ。
これに対し残るISメンバーはタクト、カズキ、ヒジリの3人。
ヨウスケの言うとおりLAGはこれから地獄と化すのであろうか……

2010年7月20日

夏コミドラマCD その12

category:SSS

甘粕の“いい話”違いにより本来の目的から大きく脱線するIS。
話はもはや誰がドラマCDに出演するかではなく誰がアキラを
幸せにするかになっていた……
そこへ渦中の人物アキラが新情報を携えやってくる。

 
ヒロ  「もう!ヒジリくんはこの事態をうまくまとめる方法として「なにかいい話はないか」って
     言ったのに甘粕くんが“アキラさんのいい話”しちゃったからみんな歯止めが
     きかなくなっちゃったよ」

甘粕  「僕は教官が健気に頑張っておられる姿を伝えたまでだ」

ヒロ   「お陰でみんな家族愛に恵まれてなさそうなアキラさんの
      新しい家族になる気満々だよ」

甘粕  「なにぃ!なぜあいつらはそういう発想になるんだ!」

ヒロ   「甘粕くんって自滅が多いよね……」

アキラ 「みんなー……ってちょっとなんでこんなに険悪ムードになってるの!?」

ヒロ   「みんな誰がアキラさんを幸せにするかで揉めてるんだよ」

アキラ 「えぇ!?」

ヒロ   「本当はボクだってあの中に入ってみんなとちゃんと競いたいんだよ。
      でも、ボクまでそれをやっちゃうとツッコミ不在のオールボケになっちゃうでしょ?
      それだと話が進まなくなっちゃうんだよ」

アキラ 「そうね、ボケだけでは話は進まないものね。ありがとうヒロくん。」

ヒロ   「ううん、いいんだ。
      でもボクだってアキラさんを幸せにしたいっていう気持ちは負けないんだよ」

アキラ 「ヒロくん……」

 

 
ヒジリ 「だぁぁ!!だからそっちで2人の世界作るのマジやめろって!!」

ユゥジ 「ヒロお前!どさくさにまぎれて何いいとこもってってんだ!」

ヒロ   「そ、そんなつもりはないよ!今ちょうどアキラさんがきたところだよ!」

アキラ 「そうだったわ!みんな、5人目の情報がきたの!」

タクト  「誰だ!?」

ユゥジ 「俺か!?」

カズキ 「ミーオブミー!」

ヒジリ 「頼むぜ……!」

アキラ 「それが、セリフは書いてあるのに肝心の名前が書いてないの」

カズキ 「ホワッツ?」

ユゥジ 「なんだそりゃ」

ヨウスケ「セリフはなんと書いてあるんだ?」

アキラ 「うーんと、どういうシチュエーションかは全然わからないんだけど
      『それ、ぽちっとな』って……」

ヒジリ 「はぁ?」

ヨウスケ「ぽちっとな?」

ユゥジ 「そんなセリフ誰がどんなシチュエーションで言うんだよ」

ヒロ   「今残ってるのがタクト、ユゥジ、カズキ、ヒジリくんでしょ。まずタクトは言わなそうだよね」

タクト  「そんなことはない!僕自身よく言う台詞だ!ああ、よく使っているとも!
      大体日に4、5回は言っているな!」

ヒロ   「ぽちっとなってそんなに言うの!?それは是非見たいけど……」

ヨウスケ「確かにタクトは言わないな。ユゥジ、カズキ、ヒジリ
       『それ、ぽちっとな』って言ってみろ」

ユゥジ 「それ、ぽちっとな」

カズキ 「そーれ、ぽちっとNa!」

ヒジリ 「それ、ぽちっとな」

ヨウスケ「カズキ、アウトだ」

カズキ 「ノーーー!!」

ヒロ    「ということは5人目はユゥジかヒジリくんのどちらかだね」

ユゥジ  「……!」

ヒジリ  「……!」

 

中途半端に送られてきた情報である5人目出演者のセリフ。

それは「それ、ぽちっとな」だった。
誰が一体どんなシチュエーションでそんなセリフを言うのか誰も見当がつかないが
そのセリフを言う者が5人目の出演者であることだけは確かだった。
果たしてそれはユゥジなのか、それともヒジリなのか……

2010年7月20日

みなさん初めまして!

category:制作

みなさん初めまして!SRXの音響監督、阿部です!
発売から20日が過ぎましたがワタシの作品、楽しんで頂いていますか!?
「いや、オマエの作品じゃねーしっ」とヒジリの突っ込みが
聞こえて来そうですが、この作品のスタッフは全員
「これはオレの(ワタシの)作品」と思っていると思いますよん♪
それは裏を返せば、全てのスタッフがこの作品を愛していると言うことです。
そんなスタッフの熱い想い、コダワリが隅々まで行き渡った作品が
面白くない筈が無い!!
ゲームコンテンツの枠を超え、多岐に亘るメディアへの
足掛かりが見え隠れするこの作品。
これからも、もっともっとSRXの世界でみんなで楽しもうじゃありませんか!
そのためにもさぁ、次は布教活動です!
もう一枚買って、オトモダチにプレゼントしましょう!なーんて(^_^)
「おいおい」(ユゥジ)

しかし音響監督なんてエンディングのクレジットでなければ目にする事もない、
隅っこのスタッフですが、こんな晴れ舞台を頂きました。
ありがとうごさいます!
思い返せば昨冬…SRXという作品を知って、
「乙女とバンドと戦隊モノが同時にディレクションできる音響監督は、
日本広しと言えどオレしかいない!!!!!」
と、かなり無茶あーんど独善的なスローガンを掲げてプロポーズし、
幸いにも拾って頂きましたが、ホントにツボに嵌っちゃいました。
ワタシのなかでもNo.1の特別な作品となりました。
ワタシで良かったですよねぇ?伊東さん(笑)
「ねぇ、お願いだから良かったって言ってよ!伊東さん!!」(ヒロ)

でも音響監督ってナニ?
って声が聞こえて来そうですが…。

具体的には声優さんのお芝居をレコーディングする際に、
いろいろな指示をする役目です。
作品のプロデューサーさん、ディレクターさん、
シナリオの作家さんなどの制作サイドと、
声優さんの橋渡しをするのが音響監督の役目だと思っています。

でも今回は随分、やらしてもらっちゃいました。
ワタシの作品ですから(笑)

音声収録は一回、役者さんの解釈でお芝居して頂いて、
その上で制作側の意図と違っている場合に、再度演じて頂いて、
音声を録音して行きます。

例えば細かい所ですが、SRXは「リュウキュウ」のイントネーションが独特です。
一般的な「琉球」のイントネーションではNGです。
人名でも「甘粕」…「アマカス」…「_~~~」と「マ」で上がって
その後フラットな言い方と、
「_~_ _」と「マ」で上がって「カ」で戻る言い方があります。

これが違っている場合には、
「『アマカス』は『_~~~』でお願いします。」
と再演をお願いする事になります。

こうした作品世界を構成する言葉のイントネーションは重要ですが、
そうではない、普通の言葉のイントネーションなんて言うのは瑣末な問題で、
気は付けますが、多少違っていても、ま、イイヤ…と言う音響監督阿部です。
ゴメンナサイ。
ホラ、日本語なんて変わって行くものだし、ヘンな言い回しでも
そういう風に言う人もいるかもしれないじゃないですか(^_^)
それよりも大事なのはお芝居!

阿部「この台詞はもっと深い情感が篭っていた方が良いと思うので、
   もう一回録らせてください!」
平井「はぁ…」
青木「じゃ、ちょっとお願いしましょうか…(苦笑)」

平井さん、青木さんともにOKなのに暴走する阿部の図ですが、
やらせて頂いた現場の皆さんに感謝です!
でもそれで
「すみませーん、このシーンですが、もっと深い感じにしたいと思います!」
なんて抽象的なオーダーに見事に応えて頂いた役者の皆さんには、
さらに感謝&感服です。

でも逆もあるんですよ。
平井・青木「ここはもっと…」
阿部   「い、イヤ、ここはこれぐらいが…」
平井・青木「いやいや!」

現場のコダワリ、伝わりました?(笑)
「チッ、お前のせいで時間がかかったんじゃないか…」(ヨウスケ)

では最後に、今まさにヒートアップしている「夏コミドラマCD」
出演枠争奪戦、音響監督特別出演枠の発表です!!

じゃかじゃーんっ♪

それは… オチャヅケです!!!

「にゃー♪」

また機会がありましたら、スタジオの空気をお伝えしたいと思います!

2010年7月19日

夏コミドラマCD その11

category:SSS

夏コミドラマCD4人目に選ばれたのはヒロだった。
これでここまでに明らかになっている夏コミドラマCDの出演者は
ヨウスケ、ヒロ、フェルナンデス、エピフォンの4人。
残る出演枠は2つ!IS内で争うことに意味がないことを教えられた
残りメンバーだったが彼らはこのまま自分を抑えることが出来るのであろうか。

 
ユゥジ  「4人目はヒロか……」

タクト   「これで残りは僕、ユゥジ、そしてカズキか」

ヒジリ  「うぉい!勝手に人を落とすなよ!エピフォンが先に選ばれただけだろ!?
      この後オレも選ばれるかもしれねーじゃねーかよ!」

タクト   「ふん。その可能性は低いな。考えてもみろ、ヨウスケとフェルは
       コンビで同時に選ばれたんだ。そして先ほどのアキラの発言
       今回はメインとサブは必ずしもペアではない……と」

ヒジリ   「っざけんな!オレはまだあきらめねーからな!」

カズキ  「ストッピングだよタクトにヒジリ。さっきヒロに言われただろ
       ミーたちの喧嘩で悲しむのはティーチャーだよ」

タクト    「!」

ヒジリ   「!」

ユゥジ  「そうだぞ。それに俺たちが争っても意味がないこともわかったしな」

ヒジリ   「それはわかるけどよ、でもオレはこのまま何もしないのはヤなんだよ!」

タクト    「僕も座して死を待つつもりはない」

カズキ  「その気持ちはよくわかるよ。要はファイティングしなければいいのさー」

 

タクト    「平和的解決か……そうだ、ヒジリはすでに知っていることだが
        実は僕にはものまねという特技があるんだ」

ヒジリ   「ものまね?あー、もしかして限定版のドラマCDでやってたヤツ?」

ユゥジ  「俺がちんすこうまみれになってた時にそんなことやってたのか」

タクト    「僕はIS全員のものまねが出来る。よって僕が出演すれば他のメンバーは
        ドラマCDに出演せずとも出ていることになるのだ。これなら文句あるまい。
        しかし問題がひとつあるのだが僕はカズキのものまねだけは出来ない。
        したがって残り2枠は僕とカズキにしてもらおう」

カズキ  「それはグッドなアイディアだね!」

ユゥジ  「全然グッドじゃねぇよ!もう全く意味がわかんねぇ!」

ヒジリ  「もーコイツめんどくせー!マジめんどくせー!!」

タクト    「なんだと!人がせっかく平和的解決案を出したというのに!
       ならば他の案をだしてみろ!」

ヒジリ   「くそー、なんかいい話ねーのかよー」

甘粕   「いい話ならある」

カズキ  「ソーイチロー、相変わらず足音がナッシングだね!」

タクト    「本当にいい話なのか?」

甘粕   「ああ、とてもいい話だ」

ユゥジ  「おお、さすがソーイチロウ。限定版の小冊子作成の時も最後に助けてくれたしな」

ヒジリ   「アキラとのトウキョウデートはなかったけどな」

甘粕   「くっ…… それよりさっそく話そう」

 
————————————————————–
あれは麻黄教官が赴任してすぐの頃……
ISの指導方針など引継ぎ業務だけでも大変な状況の中
紅の世界からの侵攻が再開された。
これにより対ナイトフライオノート戦略の考案、戦闘後の報告書作成など
麻黄教官の業務は早朝から深夜まで土日もなく多忙を極めることとなった。
————————————————————–

ユゥジ  「そんなに大変だったのか……」

ヒジリ  「相変わらず無茶しやがって!」

タクト   「……」

 

————————————————————–
僕は出来る限り教官をサポートしようと教官自ら書かなくてもいいような
レポートや報告書作成は全部僕に回してもらうよう言った。その中にLAGの
海外研究施設むけのレポートがあったのだが、それに関してはどうしても自分で
やりたいと教官がおっしゃるのだ。僕は不思議に思いその理由を聞いた。
すると教官は机から一枚の写真を取り出しこう話し出したんだ……

「わたしの両親は2人ともLAGの海外研究施設で働いているの。私が子供の時に
赴任してしまったからもう何年も会っていないけど……でも、こうしてわたしがレポートを
書いていたらなにかの拍子にわたしの名前が目に入るかもしれないでしょ?
だからこれはわたしが琉球LAGで頑張ってるよっていうサインも兼ねてるの」

……と。
教官が取り出した写真は家族の写真だった。もう何年も前に撮ったのか
見すぎて擦り切れたのか、写真はずいぶん古びていた……
————————————————————–

 

タクト    「……」

ユゥジ  「……」

カズキ  「……」

ヒジリ   「……」

ヒロ    「アキラさん頑張ってるんだね……って、甘粕くんそれ普通に“いい話”じゃない!」

甘粕   「ああ。なにか“いい話”はないかとのことだったので

       僕のとっておきのいい話をした」

ヒロ    「えぇ!それってちょっと違う……」

タクト    「……ソーイチロウ、いい話だった……よく話してくれたな。

                   彼女が家族を欲していることはよくわかった!」

ヒジリ   「くっそぉ!色々いいたいことあるけど、とりあえずオレと幸せ家庭作るぞアキラ!」

カズキ  「ティーチャー!ミーの生涯オーディエンスになってプリーズ!」

ユゥジ   「おいアキラ!荷物まとめろ!ハコダテに帰るぞ!」

ヒロ     「えぇ!ちょっとみんな!アキラさんここにいないよ!?」

ヨウスケ 「再来月の誕生日で俺は18だ。そしたらすぐに……結婚だ!」

ヒロ     「ちょ、ヨウスケまで何言ってんのさ!?」

 
甘粕のアキラいい話で火がついてしまったISの面々。
ドラマCD出演者決めの話は大きく脱線。本来のドラマCD出演という目的を忘れ
(自分が)アキラを幸せにしたい彼らはやっぱり争いなく大人しくしていられないのであった。

2010年7月19日

夏コミ情報などなど

category:制作

みなさんお久しぶりです。RED伊東です。
発売日に書かせて頂いてから18日ぐらいぶりのブログ更新です。
いやいやゲームって発売後もあまり落ち着かないんですね。
なんだかバタバタしてしまいました。

それにしてもゲームが発売されてもう20日近く経ってるなんて
なんだか信じられません。もう皆さまいくつかエンディングを
見られているようでとても嬉しいです。
ちなみに私の個人的に好きなエンディングはヒロS、カズキS、ヒジリS です。
あぁ、全部S寄りエンディングですね・・・・・・
もう少し時間が経ったら色々もっとお話できればと思いますが、最後の最後まで
どう落とすか悩んで大変だったのがヒジリSエンディングでしたー

どう落とすかと言えば 「夏コミドラマCD出演枠争奪戦」 もですね……
キャラがみんな色々あれですが、こちらは期間限定のお祭りみたいな
感じで楽しんで頂ければと思います!
本物の夏コミドラマCDの方はちゃんとライダーズの永川さんが
執筆されるのでどうぞ皆さまお楽しみに!

そしてそしてその夏コミで売られるセットに関してですが
今日はちょっと簡単にご紹介をさせて頂きます!

 

■スカーレッドライダーゼクス イベント限定セット

 

・オリジナルドラマCD (60分)
・A3クリアポスター  (pakoさん書き下ろし)
・卓上カレンダー
・ステッカー

という上記セットがオリジナルLAGトートバッグに入って 5,000円 です!

 

商品はまだ若干調整しているようですので、詳細はまた追ってご連絡します。
あと、今回コミケ担当としまして山田という人間が仕切ってやってますので
近々ブログにお邪魔させていただきます~ 
REDでようやく伊東、平井以外のスタッフが入りましたよ~(つд<) 通販も!みたいなご意見はきっと山田に言うといいと思うのです。 最後にアンケートハガキやご意見どうもありがとうございます! 贈り物まで頂いてしまったり(>ω<;)スタッフ一同喜んでおります!
本当にどうもありがとうございます。

コメントの方遅くなってスミマセン……
前回のぶんもう少々お待ち頂ければと思いますm(_ _)m

2010年7月19日

無事、梅雨も明け…

こんばんは、Rejet青木です。

夏コミドラマCD枠もあと2人になりましたが、
皆様いかがお過ごしでしょうか?

東京はどうやら梅雨明けしたらしいです。
あとは暑くなる一方ですね。
さて、今回は何を書こうかと悩んだんですが、
先日の生放送のお話でも少ししようかな…と。

しかし、まだ20日しか経っていないのに
随分と遠いことのようですよ。

あの時はRejetスタッフ皆、生放送を中心とした生活を
していたような気がしますwww

通常の業務の合間に、細かいメールや電話での対応、
HPの専用ページ作りとこそこそと進め、それに加え、
実際の放送用のテストをしなくてはいけないのですよ!
コレがなかなかの大掛かりなので、
「次の月曜の午後にやろう」
 ↓
「水曜にやろう」
 ↓
「き、金曜にやろう」
 ↓
平日終了
 ↓
「土曜2時に会社に集合!!」

ま、結局そんな感じです。

で、土曜出勤してカメラチェック、マイクチェック、
放送チェックなどなど…。

でも、何が一番大変だったかっていうと、
カメラの中に全員を上手いこと映す!
これです!
だってあなた、7人ですよ7人!

カメラやマイクっつったって、そんなTV局みたいな
立派なものではなく、以前Rejetで生放送したときに
用意した(その時は3人)、よくあるweb用の小さ~いヤツですよ!
ケーブルも短ければズームとかが出来るわけでもない。
そんなシンプル仕様です。

画面に入んねーよ! 7人!!!

今考えたら、なぜ家にあるビデオカメラを持っていかなかったのか…!
使えるか判らなくても試してみればよかったのに…!!!

と、後で後悔しました。

長くなってきたので、また次にでも本番のお話でも…

ちなみに、本番後しばらくの我等の口癖。
青木「あ~良いカメラ欲しー」(動画撮影的な意味で)
細谷「あ~ミキサー欲しー」(料理的な意味では無い)

2010年7月18日

夏コミドラマCD その10

category:SSS

タクト   「意味が…ないだと……?」

ヨウスケ 「そうだ。いくらこの中で争って勝ったとしてもドラマCDへ出演出来る訳ではない。

       だからもうこれ以上の不毛な争いは止めるんだ」

ヒジリ   「んだって!?」

ヒロ    「実際ボクらの争いとは関係なくどんどん出演者は決まってるじゃない」

ユゥジ   「言われてみれば……」

カズキ  「ミーたちが争う必要はナッシング無用なのさ」

タクト    「!……カズキやヒロはそれに気づいていたんだな。

       ふっ 僕やユゥジやヒジリはとんだ道化だったわけだ」

ヒロ    「道化っていうか、出演したいって泣き崩れるヒジリくんや、

       戦争だーってペイジまで持ち出すタクトや風呂がぁって絶叫するユゥジとかには

       正直びっくりしたけど……」

ヒジリ  「うわぁ マジ恥ぃわ」

タクト   「改めて客観的に聞くとひどい有様だな」

ユゥジ  「やれやれ、ちょっと熱くなっちまったな」

ヒジリ  「じゃあこのまま大人しく残りメンバーが発表されるのを待つしかねーのか?」

ユゥジ  「それはそれでキツイな」

カズキ  「ミーのブリリアントなミュージックでも聞いてるかい?」

タクト    「いや、それはいい」

カズキ  「…………」

ヒロ    「何も出来ない状況はツライけど、ボクたちが争うことで

       一番傷つくのはきっとアキラさんだよ」

タクト    「!」

ユゥジ  「!」

ヒジリ   「!」

ヒロ     「あの人は優しい人だから。本当はみんなをドラマCDに出してあげたいって

        思っていると思う。だけど決めているのは上の人たちみたいだから

        どうにも出来ない自分をきっと責めてるよ。それなのにボクたちが喧嘩まで

        はじめちゃったらアキラさん可哀相だよ」

タクト    「……確かにその通りだ。どうやら僕たちは根本的な部分を見誤っていたようだな」

ヒジリ  「そうだ、アイツはそういうヤツだ。わかってたのに……なさけねぇ!」

ユゥジ  「まさかヒロに言われるとはな……俺たちが悪かった」

ヒロ    「うん。だからドラマCDの出演者が誰に決まっても恨みっこなしだよ!」

タクト    「……」

ユゥジ  「……」

ヒジリ   「……」

ヒロ    「えぇ!?そこは頷かないの!?」

 

アキラ  「みんなー!4人目がわかったわ!」

 
カズキ  「ティーチャー!」

アキラ  「4人目は……ヒロくんよ!!」

ユゥジ  「なぁにぃ!!」

タクト   「なんだと!!」

ヒジリ  「マジかよ!!」

カズキ  「マイガッ!!」

ヒロ    「ホント!?うわーい!やったー!アキラさん、ボクがんばるから見ててね!」

ユゥジ  「ヒィロォォ」

タクト   「ヒローーー!!」

ヒロ    「あっ、みんな恨みっこなしだよ!……ふふ、ごめんね。行こうアキラさん!」

アキラ  「ちょっ、ヒロくん!」

ヒジリ   「……最後の方なんでS寄り?」

 

ドラマCD出演者4人目はヒロだった。残る出演者は2人。

IS内での争いには意味がないと諌められた残りメンバーたちだったが

残り枠2つという事実に焦燥感をつのらせていくのであった……

2010年7月17日

もうすぐ夏休み!そうそう夏コミの思い出は…

発売から二週間も過ぎ、そろそろ
琉球LAG生活にも慣れましたか?

そして夏休み前の最後の連休中ですね。
みなさん、いかがおすごしですか。

なんてフツーな入り方で失礼します。

ストーリーライダーズの佐藤です。

そうそう

夏休みといえば、やはり夏コミ!
この公式ブログでもここ連日
彼らが騒いでおりますが今年は
SRXでも参加することになりました!
夏コミ会場で実際にプレイしてくれた
みなさんとあうことが出来るのが
今からたのしみです。

そうそう

夏コミといえば三年前のことを思い出します。
何を思ったか出来たばかりの
ストーリーライダーズも同人サークルとして
ストーリーパイレーツと名乗り、初参加。
自分たちのオリジナル作品を使った小説集や
ゆかりのあるイラストレーターさんの画集等
同人誌をつくって自分たちで販売しました。

十年以上前に通った晴海以来、久しぶりの
コミケで、様子のかわりっぷりとかわらない部分に
驚いたことも今となっては懐かしい思い出です。

特に自分たちは小説という枠だっこともあり
当時の二日目というか女性の好む同人さんが
集まる日でり参加だったということもあり
自分たちの成績としては苦戦もしたのですが
それよりもその日に参加したことの方が大切でした。

そうそう

当日の周囲に集まった同人サークルの人と話したり
少ないながらも集まってくれた人たちの実際に
小説を手にとってもらいつつ話をするのも新鮮
そして文化祭のようにストーリーライダーズの
面々と準備して当番で店番をしたりしての
懐かしい気分も楽しみました。

そうそう

会場では先日、このブログにも参加してくれた
I.G.の平澤くんにお願いしてお勧めのサークルを
事前に教えてもらってまわったり、参加の心構えなんかも
聴いたりしていたことも、もう懐かしい思い出です。
そうそう。SRXにもブログにも参加してくれて感謝です。

その後もストーリーパイレーツとしては
毎年、夏は参加していたのですが
今年、いよいよSRXで参加できるので楽しみ。

そうそう

あの時にみた乙女たちのサークルや夏コミの雰囲気
特に自分が参加した十年前の作品についての小説を
書き下ろしで同人誌にして販売していた女の子たち
その時にみたことや平澤くんと話した乙女ゲームのこと、
後に別の職場で再会した伊東さんの
「だったら乙女のためにつくりましょう」
という一言で、それまでの点と点がゆっくり繋がって
いったんだなぁと、あらためて思いだしました。

そうそう

ぐるりとまわって今度の夏休み、夏コミに
SRXは参加するという不思議なサークルに
今から夏休みが待ち遠しいです。

もう学校のない僕らは
そんな長い夏休みって
ないけど…。

そうそう

今回は
こんなところで。

でわ。

草々

ストーリーライダーズ
佐藤大

2010年7月17日

夏コミドラマCD その9

category:SSS

夏コミドラマCDのタイトルは

『スカーレッドライダーゼクスサマー・ヒート4M2S(フォーエムツーエス)』

ということが判明。

それはメインスタンス4人とサブスタンス2人の参加を表していた。

これにより残り出演枠3つは必然的に全部メインスタンスとなった。

残り枠3つをめぐり一瞬即発のIS。

夏コミドラマCDに出演出来るのは一体誰だ!?

 

アキラ  「なんだか…みんなの空気がピリピリしてるわ……」

ヨウスケ 「ああ無理もない。残りメンバーの内2人は出演出来ないからな」

アキラ  「出来ることならみんな出してあげたいけど……」

ヨウスケ 「仕方がない。アキラが悪いわけじゃないんだ」

アキラ  「サブスタンスたちも同じ。みんなで出られたら本当はよかったんだけど。

       そういえばサブスタンスのみんなは?」

ヨウスケ 「ああ、サブスタンスの連中はすっかり飽きてしまってむこうの砂場で遊んでいる。

       ほら、フェルがすっかり砂に埋まってしまっているだろ」

アキラ  「本当だわ。一体どういう経緯があったのかしら?きっとレスがやったのね。

       あ、リッケンが埋まってるフェルにじゃれはじめたわ。」

ヨウスケ 「サブスタンスの連中はドラマCDに出られなかったことを

       あまり気にしていないようだな」

アキラ  「よかったわ。でももし次があればみんなで出れるといいな」

ヨウスケ 「そうだな。あんたならやれるさ。それよりもそろそろ昼時だ。

       今日は暑いからなにかさっぱりしたものを作ろう」

アキラ  「ありがとうヨウスケくん」

 

ユゥジ  「うおぉぉぉぉい!なに2人会話やってんだー!!」

ヒジリ  「ヨウスケ!テメ、抜け駆けしてんじゃねーよ!!」

ヒロ   「アキラさんお昼に行っちゃうの!?行かないでよっ!」

カズキ  「ドントにリーブだよティーチャー!」

タクト  「考えられない……僕たちが生きるか死ぬかの瀬戸際だというのに

      昼食をとるというのか?それでも貴方は僕たちの教官ですか!?」

 

アキラ  「え、あ、ごめんなさい」

ヨウスケ 「チッ、メシは時間通りに食うのが一番いいんだ。

       それにそっちの世界は殺伐としていてよくない」

 

ユゥジ  「なにぃ!」

ヒロ   「今、思いっきり線引かれたね」

ヒジリ  「こっちを別世界みたいにいいやがって!」

ヨウスケ 「別世界というか向う側だな。彼岸だ」

タクト   「ふっ、ヨウスケ、彼岸とは煩悩を脱した悟りの境地のことだ。

       こんなにもドラマCDに出たいという己の欲望に振り回され

       人格崩壊している僕らのいるところではない」

ヨウスケ 「自覚があったんだな。なら安心した」

タクト   「ふっ 安心しろ」

ヨウスケ 「だけどタクト気づいているか?」

タクト   「何だ?」

ヨウスケ 「今回のドラマCDの出演者を決めているのは上の人間だ。

       ここでタクトたちがどんなに争っても……意味はないぞ」

タクト   「!!」

ユゥジ   「!!」

ヒジリ   「!!」

 

ヒロ    「うん。まぁそうだよね」

カズキ  「ヨウスケの言うとおりさー」

アキラ  「あ、うん。そうだね……」

 

タクト    「……な…んだと」

ユゥジ  「……そうなのか」

ヒジリ   「……マジかよ」

 

自分達の不毛な戦いにようやく気づき始めたIS。

このまま彼らは大人しく残りメンバーが発表されるのを待つのか?