‘SSS’ カテゴリーのアーカイブ

2010年7月20日

夏コミドラマCD その12

category:SSS

甘粕の“いい話”違いにより本来の目的から大きく脱線するIS。
話はもはや誰がドラマCDに出演するかではなく誰がアキラを
幸せにするかになっていた……
そこへ渦中の人物アキラが新情報を携えやってくる。

 
ヒロ  「もう!ヒジリくんはこの事態をうまくまとめる方法として「なにかいい話はないか」って
     言ったのに甘粕くんが“アキラさんのいい話”しちゃったからみんな歯止めが
     きかなくなっちゃったよ」

甘粕  「僕は教官が健気に頑張っておられる姿を伝えたまでだ」

ヒロ   「お陰でみんな家族愛に恵まれてなさそうなアキラさんの
      新しい家族になる気満々だよ」

甘粕  「なにぃ!なぜあいつらはそういう発想になるんだ!」

ヒロ   「甘粕くんって自滅が多いよね……」

アキラ 「みんなー……ってちょっとなんでこんなに険悪ムードになってるの!?」

ヒロ   「みんな誰がアキラさんを幸せにするかで揉めてるんだよ」

アキラ 「えぇ!?」

ヒロ   「本当はボクだってあの中に入ってみんなとちゃんと競いたいんだよ。
      でも、ボクまでそれをやっちゃうとツッコミ不在のオールボケになっちゃうでしょ?
      それだと話が進まなくなっちゃうんだよ」

アキラ 「そうね、ボケだけでは話は進まないものね。ありがとうヒロくん。」

ヒロ   「ううん、いいんだ。
      でもボクだってアキラさんを幸せにしたいっていう気持ちは負けないんだよ」

アキラ 「ヒロくん……」

 

 
ヒジリ 「だぁぁ!!だからそっちで2人の世界作るのマジやめろって!!」

ユゥジ 「ヒロお前!どさくさにまぎれて何いいとこもってってんだ!」

ヒロ   「そ、そんなつもりはないよ!今ちょうどアキラさんがきたところだよ!」

アキラ 「そうだったわ!みんな、5人目の情報がきたの!」

タクト  「誰だ!?」

ユゥジ 「俺か!?」

カズキ 「ミーオブミー!」

ヒジリ 「頼むぜ……!」

アキラ 「それが、セリフは書いてあるのに肝心の名前が書いてないの」

カズキ 「ホワッツ?」

ユゥジ 「なんだそりゃ」

ヨウスケ「セリフはなんと書いてあるんだ?」

アキラ 「うーんと、どういうシチュエーションかは全然わからないんだけど
      『それ、ぽちっとな』って……」

ヒジリ 「はぁ?」

ヨウスケ「ぽちっとな?」

ユゥジ 「そんなセリフ誰がどんなシチュエーションで言うんだよ」

ヒロ   「今残ってるのがタクト、ユゥジ、カズキ、ヒジリくんでしょ。まずタクトは言わなそうだよね」

タクト  「そんなことはない!僕自身よく言う台詞だ!ああ、よく使っているとも!
      大体日に4、5回は言っているな!」

ヒロ   「ぽちっとなってそんなに言うの!?それは是非見たいけど……」

ヨウスケ「確かにタクトは言わないな。ユゥジ、カズキ、ヒジリ
       『それ、ぽちっとな』って言ってみろ」

ユゥジ 「それ、ぽちっとな」

カズキ 「そーれ、ぽちっとNa!」

ヒジリ 「それ、ぽちっとな」

ヨウスケ「カズキ、アウトだ」

カズキ 「ノーーー!!」

ヒロ    「ということは5人目はユゥジかヒジリくんのどちらかだね」

ユゥジ  「……!」

ヒジリ  「……!」

 

中途半端に送られてきた情報である5人目出演者のセリフ。

それは「それ、ぽちっとな」だった。
誰が一体どんなシチュエーションでそんなセリフを言うのか誰も見当がつかないが
そのセリフを言う者が5人目の出演者であることだけは確かだった。
果たしてそれはユゥジなのか、それともヒジリなのか……

2010年7月19日

夏コミドラマCD その11

category:SSS

夏コミドラマCD4人目に選ばれたのはヒロだった。
これでここまでに明らかになっている夏コミドラマCDの出演者は
ヨウスケ、ヒロ、フェルナンデス、エピフォンの4人。
残る出演枠は2つ!IS内で争うことに意味がないことを教えられた
残りメンバーだったが彼らはこのまま自分を抑えることが出来るのであろうか。

 
ユゥジ  「4人目はヒロか……」

タクト   「これで残りは僕、ユゥジ、そしてカズキか」

ヒジリ  「うぉい!勝手に人を落とすなよ!エピフォンが先に選ばれただけだろ!?
      この後オレも選ばれるかもしれねーじゃねーかよ!」

タクト   「ふん。その可能性は低いな。考えてもみろ、ヨウスケとフェルは
       コンビで同時に選ばれたんだ。そして先ほどのアキラの発言
       今回はメインとサブは必ずしもペアではない……と」

ヒジリ   「っざけんな!オレはまだあきらめねーからな!」

カズキ  「ストッピングだよタクトにヒジリ。さっきヒロに言われただろ
       ミーたちの喧嘩で悲しむのはティーチャーだよ」

タクト    「!」

ヒジリ   「!」

ユゥジ  「そうだぞ。それに俺たちが争っても意味がないこともわかったしな」

ヒジリ   「それはわかるけどよ、でもオレはこのまま何もしないのはヤなんだよ!」

タクト    「僕も座して死を待つつもりはない」

カズキ  「その気持ちはよくわかるよ。要はファイティングしなければいいのさー」

 

タクト    「平和的解決か……そうだ、ヒジリはすでに知っていることだが
        実は僕にはものまねという特技があるんだ」

ヒジリ   「ものまね?あー、もしかして限定版のドラマCDでやってたヤツ?」

ユゥジ  「俺がちんすこうまみれになってた時にそんなことやってたのか」

タクト    「僕はIS全員のものまねが出来る。よって僕が出演すれば他のメンバーは
        ドラマCDに出演せずとも出ていることになるのだ。これなら文句あるまい。
        しかし問題がひとつあるのだが僕はカズキのものまねだけは出来ない。
        したがって残り2枠は僕とカズキにしてもらおう」

カズキ  「それはグッドなアイディアだね!」

ユゥジ  「全然グッドじゃねぇよ!もう全く意味がわかんねぇ!」

ヒジリ  「もーコイツめんどくせー!マジめんどくせー!!」

タクト    「なんだと!人がせっかく平和的解決案を出したというのに!
       ならば他の案をだしてみろ!」

ヒジリ   「くそー、なんかいい話ねーのかよー」

甘粕   「いい話ならある」

カズキ  「ソーイチロー、相変わらず足音がナッシングだね!」

タクト    「本当にいい話なのか?」

甘粕   「ああ、とてもいい話だ」

ユゥジ  「おお、さすがソーイチロウ。限定版の小冊子作成の時も最後に助けてくれたしな」

ヒジリ   「アキラとのトウキョウデートはなかったけどな」

甘粕   「くっ…… それよりさっそく話そう」

 
————————————————————–
あれは麻黄教官が赴任してすぐの頃……
ISの指導方針など引継ぎ業務だけでも大変な状況の中
紅の世界からの侵攻が再開された。
これにより対ナイトフライオノート戦略の考案、戦闘後の報告書作成など
麻黄教官の業務は早朝から深夜まで土日もなく多忙を極めることとなった。
————————————————————–

ユゥジ  「そんなに大変だったのか……」

ヒジリ  「相変わらず無茶しやがって!」

タクト   「……」

 

————————————————————–
僕は出来る限り教官をサポートしようと教官自ら書かなくてもいいような
レポートや報告書作成は全部僕に回してもらうよう言った。その中にLAGの
海外研究施設むけのレポートがあったのだが、それに関してはどうしても自分で
やりたいと教官がおっしゃるのだ。僕は不思議に思いその理由を聞いた。
すると教官は机から一枚の写真を取り出しこう話し出したんだ……

「わたしの両親は2人ともLAGの海外研究施設で働いているの。私が子供の時に
赴任してしまったからもう何年も会っていないけど……でも、こうしてわたしがレポートを
書いていたらなにかの拍子にわたしの名前が目に入るかもしれないでしょ?
だからこれはわたしが琉球LAGで頑張ってるよっていうサインも兼ねてるの」

……と。
教官が取り出した写真は家族の写真だった。もう何年も前に撮ったのか
見すぎて擦り切れたのか、写真はずいぶん古びていた……
————————————————————–

 

タクト    「……」

ユゥジ  「……」

カズキ  「……」

ヒジリ   「……」

ヒロ    「アキラさん頑張ってるんだね……って、甘粕くんそれ普通に“いい話”じゃない!」

甘粕   「ああ。なにか“いい話”はないかとのことだったので

       僕のとっておきのいい話をした」

ヒロ    「えぇ!それってちょっと違う……」

タクト    「……ソーイチロウ、いい話だった……よく話してくれたな。

                   彼女が家族を欲していることはよくわかった!」

ヒジリ   「くっそぉ!色々いいたいことあるけど、とりあえずオレと幸せ家庭作るぞアキラ!」

カズキ  「ティーチャー!ミーの生涯オーディエンスになってプリーズ!」

ユゥジ   「おいアキラ!荷物まとめろ!ハコダテに帰るぞ!」

ヒロ     「えぇ!ちょっとみんな!アキラさんここにいないよ!?」

ヨウスケ 「再来月の誕生日で俺は18だ。そしたらすぐに……結婚だ!」

ヒロ     「ちょ、ヨウスケまで何言ってんのさ!?」

 
甘粕のアキラいい話で火がついてしまったISの面々。
ドラマCD出演者決めの話は大きく脱線。本来のドラマCD出演という目的を忘れ
(自分が)アキラを幸せにしたい彼らはやっぱり争いなく大人しくしていられないのであった。

2010年7月18日

夏コミドラマCD その10

category:SSS

タクト   「意味が…ないだと……?」

ヨウスケ 「そうだ。いくらこの中で争って勝ったとしてもドラマCDへ出演出来る訳ではない。

       だからもうこれ以上の不毛な争いは止めるんだ」

ヒジリ   「んだって!?」

ヒロ    「実際ボクらの争いとは関係なくどんどん出演者は決まってるじゃない」

ユゥジ   「言われてみれば……」

カズキ  「ミーたちが争う必要はナッシング無用なのさ」

タクト    「!……カズキやヒロはそれに気づいていたんだな。

       ふっ 僕やユゥジやヒジリはとんだ道化だったわけだ」

ヒロ    「道化っていうか、出演したいって泣き崩れるヒジリくんや、

       戦争だーってペイジまで持ち出すタクトや風呂がぁって絶叫するユゥジとかには

       正直びっくりしたけど……」

ヒジリ  「うわぁ マジ恥ぃわ」

タクト   「改めて客観的に聞くとひどい有様だな」

ユゥジ  「やれやれ、ちょっと熱くなっちまったな」

ヒジリ  「じゃあこのまま大人しく残りメンバーが発表されるのを待つしかねーのか?」

ユゥジ  「それはそれでキツイな」

カズキ  「ミーのブリリアントなミュージックでも聞いてるかい?」

タクト    「いや、それはいい」

カズキ  「…………」

ヒロ    「何も出来ない状況はツライけど、ボクたちが争うことで

       一番傷つくのはきっとアキラさんだよ」

タクト    「!」

ユゥジ  「!」

ヒジリ   「!」

ヒロ     「あの人は優しい人だから。本当はみんなをドラマCDに出してあげたいって

        思っていると思う。だけど決めているのは上の人たちみたいだから

        どうにも出来ない自分をきっと責めてるよ。それなのにボクたちが喧嘩まで

        はじめちゃったらアキラさん可哀相だよ」

タクト    「……確かにその通りだ。どうやら僕たちは根本的な部分を見誤っていたようだな」

ヒジリ  「そうだ、アイツはそういうヤツだ。わかってたのに……なさけねぇ!」

ユゥジ  「まさかヒロに言われるとはな……俺たちが悪かった」

ヒロ    「うん。だからドラマCDの出演者が誰に決まっても恨みっこなしだよ!」

タクト    「……」

ユゥジ  「……」

ヒジリ   「……」

ヒロ    「えぇ!?そこは頷かないの!?」

 

アキラ  「みんなー!4人目がわかったわ!」

 
カズキ  「ティーチャー!」

アキラ  「4人目は……ヒロくんよ!!」

ユゥジ  「なぁにぃ!!」

タクト   「なんだと!!」

ヒジリ  「マジかよ!!」

カズキ  「マイガッ!!」

ヒロ    「ホント!?うわーい!やったー!アキラさん、ボクがんばるから見ててね!」

ユゥジ  「ヒィロォォ」

タクト   「ヒローーー!!」

ヒロ    「あっ、みんな恨みっこなしだよ!……ふふ、ごめんね。行こうアキラさん!」

アキラ  「ちょっ、ヒロくん!」

ヒジリ   「……最後の方なんでS寄り?」

 

ドラマCD出演者4人目はヒロだった。残る出演者は2人。

IS内での争いには意味がないと諌められた残りメンバーたちだったが

残り枠2つという事実に焦燥感をつのらせていくのであった……

2010年7月17日

夏コミドラマCD その9

category:SSS

夏コミドラマCDのタイトルは

『スカーレッドライダーゼクスサマー・ヒート4M2S(フォーエムツーエス)』

ということが判明。

それはメインスタンス4人とサブスタンス2人の参加を表していた。

これにより残り出演枠3つは必然的に全部メインスタンスとなった。

残り枠3つをめぐり一瞬即発のIS。

夏コミドラマCDに出演出来るのは一体誰だ!?

 

アキラ  「なんだか…みんなの空気がピリピリしてるわ……」

ヨウスケ 「ああ無理もない。残りメンバーの内2人は出演出来ないからな」

アキラ  「出来ることならみんな出してあげたいけど……」

ヨウスケ 「仕方がない。アキラが悪いわけじゃないんだ」

アキラ  「サブスタンスたちも同じ。みんなで出られたら本当はよかったんだけど。

       そういえばサブスタンスのみんなは?」

ヨウスケ 「ああ、サブスタンスの連中はすっかり飽きてしまってむこうの砂場で遊んでいる。

       ほら、フェルがすっかり砂に埋まってしまっているだろ」

アキラ  「本当だわ。一体どういう経緯があったのかしら?きっとレスがやったのね。

       あ、リッケンが埋まってるフェルにじゃれはじめたわ。」

ヨウスケ 「サブスタンスの連中はドラマCDに出られなかったことを

       あまり気にしていないようだな」

アキラ  「よかったわ。でももし次があればみんなで出れるといいな」

ヨウスケ 「そうだな。あんたならやれるさ。それよりもそろそろ昼時だ。

       今日は暑いからなにかさっぱりしたものを作ろう」

アキラ  「ありがとうヨウスケくん」

 

ユゥジ  「うおぉぉぉぉい!なに2人会話やってんだー!!」

ヒジリ  「ヨウスケ!テメ、抜け駆けしてんじゃねーよ!!」

ヒロ   「アキラさんお昼に行っちゃうの!?行かないでよっ!」

カズキ  「ドントにリーブだよティーチャー!」

タクト  「考えられない……僕たちが生きるか死ぬかの瀬戸際だというのに

      昼食をとるというのか?それでも貴方は僕たちの教官ですか!?」

 

アキラ  「え、あ、ごめんなさい」

ヨウスケ 「チッ、メシは時間通りに食うのが一番いいんだ。

       それにそっちの世界は殺伐としていてよくない」

 

ユゥジ  「なにぃ!」

ヒロ   「今、思いっきり線引かれたね」

ヒジリ  「こっちを別世界みたいにいいやがって!」

ヨウスケ 「別世界というか向う側だな。彼岸だ」

タクト   「ふっ、ヨウスケ、彼岸とは煩悩を脱した悟りの境地のことだ。

       こんなにもドラマCDに出たいという己の欲望に振り回され

       人格崩壊している僕らのいるところではない」

ヨウスケ 「自覚があったんだな。なら安心した」

タクト   「ふっ 安心しろ」

ヨウスケ 「だけどタクト気づいているか?」

タクト   「何だ?」

ヨウスケ 「今回のドラマCDの出演者を決めているのは上の人間だ。

       ここでタクトたちがどんなに争っても……意味はないぞ」

タクト   「!!」

ユゥジ   「!!」

ヒジリ   「!!」

 

ヒロ    「うん。まぁそうだよね」

カズキ  「ヨウスケの言うとおりさー」

アキラ  「あ、うん。そうだね……」

 

タクト    「……な…んだと」

ユゥジ  「……そうなのか」

ヒジリ   「……マジかよ」

 

自分達の不毛な戦いにようやく気づき始めたIS。

このまま彼らは大人しく残りメンバーが発表されるのを待つのか?

2010年7月16日

夏コミドラマCD その8

category:SSS

世界の平和を守るために結成されたスカーレッドライダー。

そのリーダー自らまさかの開戦宣言。

リュウキュウのそしてニホンの平和はどうなるのであろうか。

 

タクト   「戦争だぁぁぁぁぁーーーーー!!」

カズキ  「ノーだよタクトー!」

タクト    「生き残った者が出演すればいいーー!」

ヒロ    「バトルロワイヤル!?」

タクト    「ノイズレンダーー!ペイジィィィ!!!」

ユゥジ  「待てー!武器まで持ち出すな!!」

 

近江   「ちょ!なんだかヤバイことになってないか!?」

但馬   「んー、でもいっそ共倒れになれば僕たち出られるかもよ?」

近江   「なっ!但馬お前なんてことを言うんだ!」

甘粕   「っ!」

近江   「甘粕さんも何 『その手があったか!』 みたいな顔してるんですかっ!」

駿河   「……教官」

近江   「え?」

 

アキラ  「タクトくんやめなさーーい!!」
(オチャヅケパンチ)

タクト   「ぐわぁああああ!」

アキラ  「ノイズレンダーは対ナイトフライオノート用の武器よ」

ヒロ    「アキラさん注意しどころが違う」

タクト    「すまないアキラ……どうやら取り乱してしまったようだな」

ユゥジ  「取り乱しすぎだろ!」

 

アキラ  「それより、さっききた3人目の出演者情報と一緒に

       ドラマCDのタイトルも書いてあったの」

カズキ  「それはツリーになるね。どんなタイトルなんだい?」

アキラ  「うん。なんて読むかはわからないんだけど

      『スカーレッドライダーゼクス サマー・ヒート4M2S』  って書いてあるわ」

 

ヒロ     「サマー・ヒート4M2S?なんて読むのかな?」

タクト    「4ミニッツ2セカンド…?まさか4分2秒のドラマCDなのか!?」

ユゥジ  「短すぎだろ!ドラマCDは60分のハズだぜ」

カズキ  「“フォーメンツーショット”と読むのはどうだい?」

ヒロ     「ふぉーめんつーしょっと?」

ユゥジ   「男のためのツーショットか!?」

タクト   「なんだと!?それはつまり僕たち男のためにある

                    60分間ツーショット祭りということか!?」

ヒジリ    「んだと!!」

ヒロ      「うわっ!ヒジリくんが生き返った!」

カズキ   「リビングデッドヒジリンだね」

ヒジリ    「それはアキラとツーショットってことなのかよ!?」

ヒロ      「えーでもノック練習とかなんでしょ?」

ユゥジ    「風呂があるだろうがぁ!!!」

ヒジリ     「あるだろうがぁ!!!」

タクト      「あるだろうがぁ!!!」

アキラ    「…………」

 

ヨウスケ  「メインとサブの“M”と“S”なんじゃないのか?」

ヒロ    「ヨウスケいたんだ!?」

ヨウスケ 「あぁ、前回もひと言はしゃべってるんだ。ドラマCDの出演が決まったはいいが

       その後の出番があまりになくて自分でも驚いている」

タクト    「そんなことより!今なんと言った?メインとサブだと?」

ヨウスケ 「そうだ。4M2S、つまり4のメインスタンスと2のサブスタンス

                    ということじゃないのか」

ユゥジ  「今回のドラマCDは4人のメインスタンスと2人のサブスタンスで

                   やるということか!?」

ヒロ     「今決まっているメンバーがヨウスケ、フェル、エピフォンだから……」

カズキ   「残りのスリーメンは全部メインスタンスになるってことだね」

ユゥジ    「!」

ヒジリ     「!」

ヒロ       「!」

タクト      「ふふふ……ならば話は早い。僕たちISの残りメンバーで

                     残り出演枠3つの奪い合いだ!!」

 

ドラマCDのタイトルにより明らかになった出演者の構成。

今回のドラマCDはメインスタンス4人とサブスタンス2人から成るものだった。

出演枠3つをかけて戦うのは残りISメンバーたち!

一体誰が生き残るのか―

2010年7月15日

夏コミドラマCD その7

category:SSS

本当にちっとも進まない夏コミドラマCD出演者決め。

いつまでたっても進まない展開についにあの男がキレた。

 

ヒジリ  「だーーーーっ!もう!!いい加減決めようぜ!

      つかオレマジで出たいからオマエら降りようぜ?」

タクト   「断る!」

ユゥジ  「降りるかよ!」

ヒロ    「やだ!」

カズキ  「ドントに降りないのさ」

ヒジリ   「んだよノリわりーな。オレはアキラと夏コミドラマCDやりてーんだよ!

       だって夏コミだろ?夏だから許されるコミュニケーションドラマCDだろ!?」

タクト    「そうなのか!?」

ヨウスケ 「……そうなのか?」

ヒロ     「違うと思うよヒジリくん」

ヒジリ   「オレはドラマCDにかこつけてアキラとイチャイチャしてーんだよっ!!」

ヒロ     「男らしくないことを男前に言い切ったよ」

ユゥジ   「そこまでハッキリ言われるといっそ清々しいな」

甘粕    「ヒジリ!馬鹿な事を言うな。それより最新情報が教官の元に届いたようだぞ」

 

アキラ    「みんな!3人目を発表します!」

タクト    「!」

ユゥジ  「!」

ヒロ    「!」

カズキ  「!」

ヒジリ   「!」

 

アキラ  「3人目は……」

レス    「もう飽きたー」

ディバイザー 「そろそろ茶の時間か」

デュセ   「もうみんな静かにしなさいよ」

リッケン   「ひゃひひゃひー」

エピフォン  「……」

 

アキラ    「“エピフォン”です!」

エピフォン 「……!」

ユゥジ    「なんだって!?」

タクト      「またサブスタンスだと……!?」

レス     「なんだよーエピフォン選ばれたのかー。いいなー」

ディバイザー 「うむ。さすがファースト」

 

ヒジリ    「ちょっと待てよアキラ!エピフォンだけなのか?オレは?

        ヨウスケだってフェルと選ばれただろ。

        今回のドラマCDはメインとサブのコンビじゃねーのかよ!?」

アキラ   「えっと、まだ他の出演者の情報は来てないんだけど

        今回のドラマCDはメインとサブのコンビで、というわけではないみたい」

ヒジリ    「マジかよ!!それじゃ本当にエピフォンだけなのか!?

         つかマジありえねー!コイツこのドラマCD争奪戦始まってまだひと言も

         しゃべってないんだぜ!?これじゃドラマCD出てても誰も気づかねーって

         5人だけでしゃべってて実はもう1人出てましたーってそれもう詐欺じゃね?

         つーかもうそれだったらオレ代わりにしゃべるから!

         “歌が聞こえる”ってオレ言うから!だからオレにしとけって!」

 

ヒロ      「うわっ スゴイ勢いでパートナーを貶め始めたよ」

ユゥジ    「駄々っ子だな」

 

ヒジリ     「んだよもー オレ本気でアキラと出たいのによー くっそぉ!もうイヤだ!」

アキラ    「ヒジリくん……そんな地面に突っ伏して泣かないで」

エピフォン 「……我が…ドラマCD…」

デュセ    「エピフォンがやっとしゃべったわね。

        それにしてもヨウスケとフェルちゃんとエピフォンで一体なにをするのかしら?

        まったく想像がつかないわ」

 

ユゥジ    「とにもかくにもサブスタンスが2人ということは……」

カズキ      「少なくともミーたちISの内2人はドロップ・ザ・ナイトだね」

ヒロ      「残り3人だよね……」

タクト      「これはもはや……戦争だな!」

 

夏コミドラマCD出演3人目はなんとエピフォンだった。

3人目にしてすでにサブスタンスが2人も選ばれるという事態に

戦々恐々とするISの残りメンバー。残る出演枠は3人!

彼らの激しい戦いが今はじまる…

2010年7月14日

夏コミドラマCD その6.5(差分)

category:SSS

タクト  「もうこの話はいいだろう……」

レス   「あのねーおれたちのとこはねー」

タクト  「もういいと言っている!!!」

ヒジリ  「な、なんだよ!?」

レス   「タクトがねー女子寮に入るためにじょそ……」

タクト  「レスポーーーーーーーーーール!!!!!!」

ユゥジ  「女子寮に入るためにじょそ……!?」

ヒロ   「タクト最低……」

ヒジリ  「うわぁ……正直ひくわ」

タクト  「またか!またこのパターンなのか!!」

アキラ  「……」

タクト  「アキラ!!」

アキラ  「あ……か、かわいかった…よ?」

タクト  「!!!」

ギュイィィィィィィィィーーーーーン!!!!!!

【Tension up ↑↑】

 

ヒロ   「えっ!?テンションアップの効果音聞こえたよ!」

ユゥジ  「じょそ…を褒められて好感度が上がるのか!?」

ヒジリ  「タクトパネェ……」

カズキ  「ファンタスティック……」

ヨウスケ 「真性だな」

タクト  「ち、違う!バグだ!フラグ判定の誤りだ!!」

アキラ  「……」

タクト  「アキラ!そんな目で僕をみるなーー!!」

2010年7月13日

夏コミドラマCD その6

category:SSS

オペレーターズの下克上(?)により自滅する形となった甘粕。

残るはメインスタンス5人とサブスタンス5人……

 

ユゥジ  「メインスタンス5人とサブスタンス5人……か。

      それぞれ対になるもの同士が残っているな」

ヒロ   「それって……」

タクト  「メインかサブどちらか一方が生き残る……そういうことなのか?」

ヒジリ  「……」

カズキ  「……」

 

アキラ  「いいえ。違うわ!」

タクト  「違うのか!?」

甘粕   「そうだ!それぞれメイン対サブの戦いなら選ばれるのは

      5人になってしまうではないか。残り枠は4つだ!

      さり気なく枠を増やすんじゃない!」

タクト  「黙れ敗北者!」

ヒロ   「甘粕君まだいたの?」

甘粕   「くっ……」

 

ヨウスケ 「メインスタンスVSサブスタンスは店舗特典でやったしな」

ユゥジ  「あぁ……あれはキツかったな…」

ディバイザー 「うむ。釣りはよい」

ユゥジ  「よくねぇよ!」

デュセ  「あら。アタシはヒロちゃんと仲良くお裁縫しただけよ」

ヒロ   「デュセンうるさい」

カズキ  「ミーはリッケンと華麗なるミッションをコンプリートさ」

リッケン 「ぎびゅみーきしゅみー。ちゅーー」

アキラ  「きゃっ!」

カズキ  「リッケン。ノー! マイティーチャーにキッスしちゃノーだよ!」

 

タクト  「……またか」

ユゥジ  「ん?」

タクト  「……またこの流れなのか」

ユゥジ  「??」

 

ヨウスケ 「俺はフェルに料理を教えていた」

フェル  「おー!面白かったぜー!!」

ヒジリ  「オレはオ・チャ・ヅ・ケと仲良く遊んでただけだぜ~」

エピフォン「…………//」

タクト  「もうこの話はいいだろう……」

レス   「あのねーおれたちのとこはねー」

タクト  「もういいと言っている!!!」

ヒジリ  「な、なんだよ!?」

レス   「タクトがねー女子寮に入るためにじょそ……」

タクト  「レスポーーーーーーーーーール!!!!!!」

ユゥジ  「女子寮に入るためにじょそ……!?」

ヒロ   「タクト最低……」

ヒジリ  「うわぁ……正直ひくわ」

タクト  「またか!またこのパターンなのか!!」

アキラ  「……」

タクト  「アキラ!!」

アキラ  「あ……か、かわいかった…よ?」

タクト  「!!!」

カズキ  「タクトはどんな格好でもビューティフルメンなのさー」

ヨウスケ 「タクト。最近変態がすぎるぞ」

タクト 「ヨ、ヨウスケェェ!!!」
相変わらずグダグダしているLAGの面々。
本当にいつになったら決まるのか。
彼らの不毛な戦いは続く……
2010年7月12日

夏コミドラマCD その5

category:SSS

夏コミドラマCD出演者6人の内2人はヨウスケとフェルナンデスだった。
フェルナンデスが選ばれたことによりどうせ自分たちが選ばれるだろうと
高をくくっていたISたちに衝撃が走る!
残る出演者は4人!その時あの男が動いた……

甘粕   「っタァァァァァァイム!!!」

アキラ   ビクッ!!
ヒジリ  「うわぁ!なんだ!!」
ヒロ   「びっくりしたー!」
ユゥジ  「ど、どうした?急にデカイ声出して」

甘粕   「タイムと言ったのです。作戦会議の時間を申し入れます。
      近江、但馬、駿河集合だ!!」

近江   「え!?」
但馬   「?」
駿河   「…?」

甘粕   「どうした?集合と言っている!甘粕よりレッドコールだ!!」

近江   「は、はい!」
但馬   「はい(失笑)」
駿河   「…はい」

甘粕   「今の状況は把握しているな。近江、駿河現状を報告!」

近江   「は、はい!ヒトマルサンゴ麻黄教官より
      夏コミドラマCD出演者が一部発表」

駿河   「出演枠6のうち2がツァール・ツヴァイならびにそのサブスタンス
      フェルナンデスであることが判明。現在残り4の解明を急いでいます」

甘粕   「よろしい。そう!残りの出演枠は4だ。そして我々の人数は……なんだ近江!」

近江   「……よ、4であります!!」

甘粕   「そうだ!今ここで我々のチームワークをアピールし一気に残り枠4を奪うんだ!」

近江   「……」
但馬   「……」
駿河   「……」

甘粕   「どうした!?お前たち。ドラマCDに出演したくないのか!?」

近江   「そ、それは出れるものなら出たいです。でも、自分たちがライダーの皆さんを
      差し置いて出るなんて…正直自信が……ありません」

但馬   「所詮僕たちはサポーターですからね」

駿河   「……」

甘粕   「なんだなんだ。駿河まで悲しい顔をして……くやしくないのか
      いつもいつもライダーたちばかり日の目を見て!いつも教官の近くにいて!」

近江   「! そりゃ自分だってもっと教官の力になりたいです!
       でも一介のオペレーターの自分には……」

甘粕   「馬鹿者ーー!!」

近江   「ぐわぁ!」
(近江だけ殴られる)

甘粕   「オペレーターだって立派な業務だ!実際戦場に出ているライダーたちよりも
      もっと身近で教官を守っているんだ!自信がないなら精進しろ!
      他人を蹴落としてでも今よりも更に上を目指せ!!」

近江   「もっと上を……?」

甘粕   「そうだ!近江お前はどうなりたいんだ?どうしたいんだ!?」

近江   「お、俺は…俺は、補佐官になってもっと教官をサポートしていきたいです!!!」

甘粕   「なに!?」

但馬   「僕もー補佐官になりたいです!(ニコッ)」

駿河   「……」

甘粕   「な、なんだお前たち?駿河まで微笑んで…
      補佐官は僕がやっているじゃないか……」

但馬   「だって甘粕さん上を目指せって言ったじゃないですかー」

駿河   「他人を蹴落としてでも……」

近江   「俺!甘粕さんに代わって補佐官になれるように頑張ります!!」

甘粕   「いや、ちょっと待て、何を言ってるんだお前たちーー!!」

タクト  「ふっ くせ者が策に溺れて自滅したか。これで残るはメインスタンス5人と
      サブスタンス5人の戦いというわけだな」

ヒジリ  「へっ わかりやすくていいじゃねぇか。そろそろ白黒つけようぜ!」

甘粕+オペレーターズ、思わぬ分裂で戦線離脱……
残る出演者枠4つを狙うのはメインスタンスとサブスタンスの10人。
確率40%に入るのは……

2010年7月11日

夏コミドラマCD その4

category:SSS

アキラ  「突然ですが今日こそはドラマCDに出演する人を発表します!」

ヒジリ  「お、おお、なんかアキラにスイッチ入ったぞ」

ユゥジ  「上になんか言われたか」

ヒロ   「アキラさんかわいそう……」

 

レス   「おっ!やっと発表かー」

ディバイザー 「待ちくたびれたぞ」

デュセ  「そうよぉ、フェルちゃんなんてまたドキドキしすぎちゃって

       3日前からずっとドキドキを口で発音しちゃってるんだから」

フェル  「ドキドキドキ。ドキドキドキ」

リッケン 「ひょひひょひー」

レス   「おいアキラー今度のドラマCDにはおれたちも出せよなー」

タクト  「ふん。ドラマCDの出演枠が6人で僕たちISも6人。

      限定版のドラマCDもこれでやったというのにそもそも

      僕たちIS以外のメンバーが入るとも思えな……」

アキラ  「まずは“ヨウスケくん”と“フェル”です!」

タクト  「なっ!!」

ユゥジ  「なにぃ!」

ヒロ   「えっ!」

カズキ  「……サプライズ!」

ヒジリ  「マジかよ!」

 

フェル  「いぃぃぃよっっしゃぁぁぁ!!!信じてたぜ!かわい子ちゃん!!」

アキラ  「出演者6人のうちの2人は“ヨウスケくん”と“フェル”のコンビに出てもらいます」

ヨウスケ 「……アキラ、今日はお前の好きなものを……何でも作ってやる!」

 

タクト  「馬鹿な!ヨウスケはともかくフェルが入るだと……!

      これでは少なくともIS6人のうち誰かは確実に入らないではないか!」

ユゥジ  「本気か!?」

甘粕   「……ふふふ、ついに均衡が崩れましたね!あなた方ISのメンバーだけで

       好きにやれる時代は終わったんですよ!!」

但馬   「わー甘粕さん楽しそうだなー」

ヒジリ  「アイツぜってーライダーになりたかったのになれなかったクチだよな」

 

デュセ  「やったわね!フェルちゃん!」

レス   「なんだよーバカナンデスだけずるいぞー」

フェル  「へへへ。ところでその“ドラマCD”ってのは何するんだ?」

アキラ  「まだ全部は決まっていないんだけど、とりあえずキャッチボールをしたり……」

ヨウスケ 「……それなら、俺がアキラとキャッチボールをすればいい」

ヒロ   「…ちょっ!」

ヒジリ  「んだとぉ」

タクト  「待つんだヨウスケ!彼女はあくまで出演者でキャッチボールをやると

      言っているだけであって、君が彼女とキャッチボールをやることは

      全くもって一切決まっていない!」

 

ユゥジ  「あーそうだぞヨウスケ。ものには順序ってもんがあるんだ。

       そういうのはだなまず出演者が全員発表されてからだろ?」

ヨウスケ 「チッ、決まっていないのなら今決めればいい。

       それにタクトやユゥジが出るとは必ずしも限らない」

タクト  「!」

ユゥジ  「!」

アキラ  「ちょっと待って、今入った情報によるとキャッチボールじゃなくて

      正しくはノック練習みたい」

ヒジリ  「はぁ?ノック練習!?」

ユゥジ  「それはこの炎天下でアキラにやらせるのは酷だな」

カズキ  「ティーチャーがヒートにヒットしちゃうよ」

ヨウスケ 「ちっ」

フェル  「オレやりてぇ!ノック練習やりてぇ!!」

タクト  「そうか。ならばヨウスケとフェルでやればいい」

ヨウスケ 「なに!」

ヒロ   「そうだね。フェルもやりたがってるし。ヨウスケ一緒にやってあげなよ」

アキラ  「じゃあノック練習はヨウスケくんとフェルでね」

フェル  「よっしゃー!まかせとけ!!」

ヨウスケ 「……」

 

ついに6人中2人の出演者が発表された夏コミ用ドラマCD。

残り4人は一体誰になるのか・・・